>  > 『キンプラ』は無限の可能性を具現した

映画は自由でいいーー『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が示す、常識の向こう側

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 今作は前回以上に素晴らしい自由が詰まっている。ダンスバトルで競技場が破壊されても、それが別のダンスを踊るだけで修復されても、地球が黄色くなろうとも、それらは常識の向こう側に連れ出されてしまえば大いにアリだ。むしろダメな理由がない。

 『アンダルシアの犬』などで知られるシュルレアリスムの巨匠、ルイス・ブニュエルは「合理的、心理的ないし文化的な説明を成り立たせるような発想もイメージもいっさい受け入れぬこと。われわれに衝撃を与えるイメージのみを受け入れ、その理由について詮索しないこと」を目指して映画を制作した。理由が説明できてしまう時点で、それはその理由以上の可能性は潰える。どこまでも無限に広がる可能性は理解できないものにこそ宿る。『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』はスクリーンに久々に登場した、無限の可能性の具現である。

 映画は自由だ。だから好きなんだ。そんな大事なことを思い出させてくれる作品だ。

■杉本穂高
神奈川県厚木市のミニシアター「アミューあつぎ映画.comシネマ」の元支配人。ブログ:「Film Goes With Net」書いてます。他ハフィントン・ポストなどでも映画評を執筆中。

■公開情報
『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』
新宿バルト9ほかにて公開中
監督:菱田正和
脚本:青葉譲
キャラクター原案&デザイン:松浦麻衣
原作:タカラトミーアーツ、シンソフィア、エイベックス・ピクチャーズ、タツノコプロ
アニメーション制作:タツノコプロ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:キングオブプリズムPH製作委員会
(c)T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズム PH 製作委員会
公式サイト:http://kinpri.com/

      

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