『君のまなざし』が目指すエンターテイメントとは? 梅崎快人×水月ゆうこ×大川宏洋鼎談【PR】

『君のまなざし』インタビュー

 ニュースター・プロダクション製作によるオリジナル映画『君のまなざし』が、5月20日より全国公開される。大川隆法が製作総指揮を務め、ニュースター・プロダクションの代表の大川宏洋が総合プロデュース、脚本、出演、主題歌歌唱を務めた本作は、現代と平安時代、2つの時代が行き来しながら、3人の若者が真理を求める姿を描いた“新感覚スピリチュアル・ミステリー”だ。同作の公開に向けて、主人公・健太役を務めた梅崎快人、ヒロインの天宮あかり役を務めた水月ゆうこ、そして総合プロデューサーでありながら主人公の友人・朝飛役も務めた大川宏洋による鼎談を行った。

※本稿はPR記事です。

大川「気持ちで勝負するしかありませんでした」

ーー『君のまなざし』は、“スピリチュアル・ミステリー”とのことですが、アクションあり、ホラーあり、感動ありの青春エンタメ大作としても楽しめました。まずは本作の製作のきっかけから教えて下さい。

大川:本作は、弊社ニュースター・プロダクション製作による、オリジナル作品第二弾となります。昨年は、『天使に“アイム・ファイン”』という作品を製作しました。ニュースター・プロダクションの大川隆法会長より、今度は『君のまなざし』というタイトルで青春映画を作ってほしいとの要望があり、私が脚本を制作するところからスタートしています。とはいえ、よくある青春映画を作っても面白くないので、折角私どもが製作する映画なら、普段目にしないあっと驚く作品にしたいと考えました。夏に向けての公開作で、山奥のペンションが舞台となっているので、幽霊が出てきたら面白いなというところから始まり、そこからだんだんとアイデアを深めていきました。幽霊も、単に人を呪い殺すだけのホラーな存在ではなく、生きていた頃の思念をどんな風に抱いているのか、なぜ成仏できずに彷徨っているのか、背景も含めて描いています。さらに、転生輪廻の考え方を映像的に表現するために、前世と今世、2つの時代を並行して描いていくことになりました。

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大川宏洋

ーー大川さんは今回、総合プロデュース、脚本、出演、主題歌歌唱と1人4役を務めていますね。

大川:2009年に公開された『仏陀再誕』というアニメ映画では脚本を、2012年に公開された『ファイナル・ジャッジメント』という実写映画では企画を担当させていただいたので、映画製作に関わるのは初めてではなかったのですが、今回ほど製作全体に関わったことはありませんでした。また、演者として自分が出演するのは初体験で、本当に学ぶことが多かったです。なぜ今回、自ら出演することを決めたかというと、脚本を書いていて、リアリティのあるセリフを書くためには、一度自分が役者になってみる必要があると考えたからです。たとえば、美しく流れるようなセリフを書くこと自体は、それほど難しいことではないけれど、それを実際に人が口にしたときに、観客が信じることのできる響きになるかというと、そう簡単ではない。演者の感情がきちんと付いていくセリフとはどういうものなのか、それを知るために、今回は赤羽博監督に無理を言って、僕も出演させていただきました。結果として、映画というものをより深く知ることができる、とても貴重な体験となりました。

ーー大川さんがものすごい熱量で朝飛役を演じていて、映画全体をリードしている印象を受けました。

大川:演じるための技術は全然ないから、気持ちで勝負するしかありませんでした。全身全霊で取り組んでいます。

水月:大川さんはひたすらにまっすぐな人で、有言実行の人なんですよ。でも、その真面目さが時々面白くて、失礼ながら、最初の演技レッスンの時は笑ってしまいました。悪霊に取り憑かれて自分を叩くシーンがあるんですけれど、その叩き方があまりに激しくて(笑)。現場は大川さんのテンションに引っ張られていたところが確実にあると思います。それに、役者として誰よりも急成長されたイメージです。脚本に対する思い入れの強さが伝わってきて、私も自然と演技に熱が入りました。

梅崎:ストイックだし、1回やるって決めたものは必ずやり通して、成果を出す方ですよね。ある意味で、勢いのある映画になったのは、大川さんのパワーがあってこそだと思います。

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梅崎快人

ーー画面全体から、初期衝動の瑞々しさと勢いが感じられて、それがこの映画を“観せる”ための原動力になっていますね。梅崎さんが演じた主人公・健太役はどうでしたか?

梅崎:僕も映画に出演するのは初めてだったので、とにかく自分の役柄に集中しました。周りのスタッフを信頼して、僕自身はただ健太という役柄に寄り添っていくイメージです。健太は驚くほど真面目な青年で、バイトで生計を立てて大学に通って、家賃だって自分で払っている。そのうえ壮絶な過去を背負っているのに、その苦労を表立って見せようともしない。もし同じ境遇に生まれたとして、彼と同じようにできるかというと、かなり難しいと思います。だからこそ、薄っぺらい人物像にならないよう、すごく考えながら演じました。

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水月ゆうこ

ーー水月さんは、ヒロインの天宮あかりをどう演じましたか?

水月:これだけ大規模な作品でスクリーンに映るのは初めての経験なので、最初は心の整理をするだけでも大変でした。私にこの大役が務められるんだろうかって、不安でいっぱいで。でも、大川さんと梅崎さんだって、初めての経験なのにひたすら全力で頑張っている。私だけが弱気になっていてはダメだって、二人の姿勢から気づかされました。役作りとしては、あかりは巫女さんなので、実際に巫女さんがどんな仕事をしているのか、神社に行って見学したり、資料を読んだりすることから始めました。

ーーパンフレットには、「いかに自分を空しくするか」を心がけていたと書いてありました。これはどういう意味でしょう?

水月:空しくするというのは、自分がないのとは少し違って、欲を出さず、心をなすがままに預ける感覚ですね。普通に生きていると、映画が観たいとか、遊びに行きたいとか、色んな欲が出てくると思いますが、そうした感情にとらわれずに、見えない大きなものに自分を委ねて、誰かのために生きるんです。巫女さんを演じるうえで、そういう感覚は大切にしました。

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