欅坂46、新ドラマ『残酷な観客達』の狙いは? SNS社会への風刺に込められたもの

欅坂46、新ドラマの狙いは?

 エンディングテーマである欅坂46の「エキセントリック」は、インターネットで拡散していく情報によってイメージが操作されていくが、自分は“エキセントリック”、変わり者で良いと歌う楽曲だ。欅坂46をプロデュースする秋元康は、過去にAKB48へ<アンチが生まれて/スターは育つ>と歌う楽曲「アンチ」を持たせていて、それは当時の彼女たちの状況を示していた。同じように『残酷な観客達』は、一気にアイドルシーンを駆け上がった、今の欅坂46だからこそ挑戦できるドラマでもあるのだ。

 放送中に、Twitterには「#残酷な観客達」というハッシュタグがトレンドにランクインしていた。そこには、ドラマの画面キャプションと共に彼女達を評価するツイートが並ぶ。そのツイートを打つ一人ひとりも“残酷な観客達”だと考えると、このドラマの狙いは自ずと見えてくる。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『残酷な観客達』
5月18日(木)スタート(水曜深夜)
毎週木曜午前0:59~1:29 日本テレビにて放送
地上波放送終了後より、Huluにて先行独占配信スタート(初回は第1話、第2話同時配信)
※都合により、放送時間は変更の可能性がございます。※関東ローカル
企画・原作:秋元康
脚本:矢島弘一
監督:矢島弘一、日暮謙
音楽:牧戸太郎
制作:八木元
プロデューサー:植野浩之
企画制作:日本テレビ
制作プロダクション:イメージフィールド
製作著作:「残酷な観客達」製作委員会
(c)「残酷な観客達」製作委員会
公式サイト
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