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島崎遥香、“反抗期JK”役がハマる理由ーー『スーパーサラリーマン左江内氏』バイプレイヤーの資質

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 島崎遥香が、女優としてのポジションを明確にしつつある。ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)での左江内はね子役が名演と好評だ。

 島崎がこれまで演じてきた役柄は大きく2つに分けることができる。まずは、ドラマ『マジすか学園3〜5』(テレビ東京系、日本テレビ系)や『警視庁 ナシゴレン課』(テレビ朝日系)といった作品で演じた、クールかつニヒルな役柄。AKB48における島崎の“塩対応”からくるイメージが、そうした役柄にハマったのだろう。島崎のパブリックイメージはこちらの方が強い印象だ。

 2つ目の役柄は、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で演じたごく普通の女子大生役。『スーパーサラリーマン左江内氏』での島崎も、自由奔放でやりたい放題の女子高生を演じており、同じタイプの役柄といえそうだ。言うなれば、どちらも島崎の素に近い、等身大の役柄とも取れる。そして、『左江内』は配役もなかなかに秀逸だ。左江内家は、堤真一が演じる父・左江内英雄、小泉今日子演じる母・左江内円子、島崎演じる娘・左江内はね子、横山歩演じる息子・左江内もや夫で構成される。英雄は妻の尻に敷かれ、子供たちも常に母親側につく。ソファーで寝転がる円子と母親の近くでのんびりする子供たちが、英雄に文句を言い朝食を作らせる毎週お決まりのシーンは、ユーモラスでありながら、塩対応の“島崎遥香像”も兼ね揃えていると言える。

 円子は“美人だけが取り柄”の冷たい妻として描かれていて、小泉今日子は役に徹して一切の隙を見せない。島崎は、そんな母があって、この娘なんだなと納得させるだけの存在感を示している。母ほど厳しくはないものの、反抗期真っ盛りの娘といった雰囲気で、名女優に負けないくらい近よりがたいオーラを常に放っているのだ。しかも、そのツンツンしているところもまた可愛いのだから、世のお父さん方はますます、英雄に同情せざるを得ないという構図だ。これだけ味のある娘ぶりを見せられると、次のドラマのハードルが上がるのではと心配になるくらいである。

 先週の第5話では、本田翼演じる藤崎が英雄に接近。左江内家を巻き込む不倫劇へと発展した。背筋を凍らせ眠る英雄の夢に着物姿の円子が登場し、「浮気しよったじゃろがい」と広島弁で捲し立てる。円子が英雄の脇腹を包丁で一突きした後、横から現れたはね子が「これからはおかんと密林で生きていくけぇのぅ」とドスの利いた声で睨みを効かせるのだ。このシュールなシーンは、円子のキャラをきちんと立たせながらも、島崎自身も印象に残り、バイプレイヤーとしての資質を感じさせる。英雄が彼女たちをどれだけ愛し、そして恐れているのかが伝わる名シーンだったといえよう。

      

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