『ザ・コンサルタント』は何故ここまで変な映画に? 大きな「?」が浮かぶ3つのポイント

『ザ・コンサルタント』は変な映画!?

 主人公の奇妙な設定、予想の斜め上を行く物語、監督の謎のサジ加減……これら3つの「?」が重なった結果として、本作はとにかく変な映画になっている。『96時間』(08年)や『イコライザー』(14年)のような痛快アクションを期待していくと、確実に狐につままれたような気分になるはずだ。好き嫌いが別れる映画だとも思うが、好きな人にはたまらないタイプの映画である。まさに異色作という表現がピッタリの一本だ。

■加藤よしき
ライター。1986年生まれ。暴力的な映画が主な守備範囲です。
『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』に記事を数本書いています。

■公開情報
『ザ・コンサルタント』
丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開中
監督:ギャヴィン・オコナー
出演:ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:http://consultant-movie.jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「作品評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる