ダースレイダー × DJ OASIS『ローグ・ワン』対談「フォース的な思想は、自分を良い方向に導く」

ダースレイダー × DJ OASIS『ローグ・ワン』対談「フォース的な思想は、自分を良い方向に導く」

DJ OASIS「おもちゃは集め始めると本当にヤバい」

ダースレイダー:今後、『スター・ウォーズ』は毎年作られていくわけじゃないですか。来年は『エピソード8』が出て、その後スピンオフが出て、さらに『エピソード9』まで予定が決まっている。どんどんスピンオフも増えて、これまで曖昧に想像するしかなかった部分が補完されていくわけですけれど、OASISさんが次に知りたいエピソードは?

DJ OASIS:本編になると思うけれど、ルークの話はやっぱり知りたいね。なんでいなくなっちゃったのか知りたい。なにせ『6』と『7』の間が35年空いているから。

ダースレイダー:なんなら一年ごとに制作して、35年分を埋めていくことも可能ですよね。ハン・ソロにスポットを当てたり、チューバッカにスポットを当てたりすれば、いくらでも作れる。ディズニーは今回の『ローグ・ワン』で、そのことを証明してしまったわけで、ファンとしては一生付き合う気概が必要になったというか。

DJ OASIS:そう、これからが勝負なんだよね。

ダースレイダー:どれだけお金を使わせるんだっていう。OASISさんはグッズやおもちゃも集める派ですか?

DJ OASIS:以前はかなり散財した。最近は落ち着いているけれど、一応、家におもちゃ部屋はあるよ。新作が出て新しいキャラが出るたびに、おもちゃ祭りだったから。

ダースレイダー:チアルートのフィギュアとか、そそられるものがありますよね。部屋にいてほしい。キャシアン・アンドーとかは、逆にいても「お前誰だっけ?」ってなりそうだけど(笑)。

DJ OASIS:わかる(笑)。今回、一番そそられたのはやっぱりK-2SOかな。5,000円くらいのダイキャストで、すごく欲しいけれど自制している。おもちゃは集め始めると本当にヤバいんだよ。人生が狂うなって思って、きっぱり辞めた。

ダースレイダー:BB-8とか、だいぶ可愛いですからね。集めちゃうとキリがない。『スター・ウォーズ』って、もともとおもちゃによってヒットした作品でもあるから、作品を楽しむうえで切っても切り離せないところがあります。

DJ OASIS:そこがルーカスが映画界に与えた革命のひとつだよね。物販と映画をつなげたことによって、商売としてのスケールが格段に上がった。

ダースレイダー:今でこそ当たり前のようにキャラクターグッズが販売されているけれど、それを加速させたのは間違いなく『スター・ウォーズ』ですよね。おもちゃだけじゃなく、文房具にゲーム、コミックに小説と、無限に広がっていく。それで人生が狂った人が世界中にどれほどいることか。

DJ OASIS:本当だよ。俺も、自分のコレクション用だけじゃなく、人に売る用として買ったりして、在庫余りまくりみたいな状況。結局、値段も落ちまくっているし。最後の作品が出たら、また値段も上がる可能性もあるかなって思っていたけれど、当分終わりそうにないね。

ダースレイダー「シスの方が人生楽しそう」

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ダースレイダー:『スター・ウォーズ』の根本的なところについても意見を伺いたいのですが、そもそも銀河皇帝はなんで宇宙を支配したいんですかね?

DJ OASIS:とにかく世の中をダークサイドにしたいんじゃない?

ダースレイダー:でも、本気でフォースのダークサイドを使っているのってベイダーと皇帝だけじゃないですか。だから、それを拡大するっていう感じでもないし。結局のところ何がしたいのかなっていうのは、時々思うんですよ。支配欲なのかな?

DJ OASIS:そこら辺に若くて活きのいいのを見つけると、ちょっといじめたくなっちゃうというか、そういう感覚なのかもしれない。面倒臭い先輩っているじゃない?

ダースレイダー:自分に逆らうやつは許さんって、ひたすらやっていくんですよね。その辺は謎だけど、今後のスピンオフで理由が明かされるかもしれないですね。そもそもフォースってなんぞやってところもあるけれど、それは曖昧なままの方が良いのかも。

DJ OASIS:『スター・ウォーズ』の最大の魅力は、その神秘性にあるからね。言葉で簡単に説明できるものじゃないから、いろいろと思い巡らせてしまう。宗教性を感じるというか。

ダースレイダー:そうじゃないと、今回のチアルートみたいなやつも現れませんからね。

DJ OASIS:そうそう。よくわからないからこそ、「もしかしたら俺にもフォース使えるんじゃない?」って思わしめる。俺、チアルートと一緒で未だにジェダイ憧れだもの。ダースは当然、シス憧れでしょう?

ダースレイダー:そうですね(笑)。ただ、僕らは年齢的にもうフォースは無理ですよね。チアルートはちょっとフォースあるっぽい感じだったけれど、本当は10歳までに資質に目覚めなければならない。小さい頃からジェダイ目指すから、人生経験的に浅くて、騙されやすかったりするんでしょうね。ジェダイってみんな童貞っぽいですし。

DJ OASIS:可能性あるよね。禁欲してるから、そもそもそういう欲もないのかもしれない。

ダースレイダー:だから僕は、シスの方が好きなんですよ。彼らの方が好きなように生きていて、人生楽しそうじゃないですか。フォースを軸に、自分がどうしたいのかを考えるのも、『スター・ウォーズ』の魅力だと思います。

DJ OASIS:それは間違いないね。映画の中と同じフォースじゃないかもしれないけれど、フォース的な思想は確実にあるし、それは自分を良い方向に導いてくれると思う。『スター・ウォーズ』で、俺は感覚や考え方も変わったからさ。

ダースレイダー:OASISさんがフォースを使えるようになる日も近いかもしれないですね。

DJ OASIS:その時は、紫のライトセイバーにするってすでに決めているよ。

(取材・構成=松田広宣)

■DARTHREIDER a.k.a. Rei Wordup
77年フランス、パリ生まれ。ロンドン育ち東大中退。Black Swan代表。マイカデリックでの活動を経て、日本のインディーズHIPHOP LABELブームの先駆けとなるDa.Me.Recordsを設立。自身の作品をはじめメテオ、KEN THE390,COMA-CHI,環ROY,TARO SOULなどの若き才能を輩出。ラッパーとしてだけでなく、HIPHOP MCとして多方面で活躍。DMCJAPAN,BAZOOKA!!!高校生RAP選手権、SUMMERBOMBなどのBIGEVENTに携わる。豊富なHIPHOP知識を元に監修したシンコー・ミュージックのHIPHOPDISCガイドはシリーズ中ベストの売り上げを記録している。
2009年クラブでMC中に脳梗塞で倒れるも奇跡の復活を遂げる。その際、合併症で左目を失明(一時期は右目も失明、のちに手術で回復)し、新たに眼帯の死に損ないMCとしての新しいキャラを手中にする。2014年から漢 a.k.a. GAMI率いる鎖GROUPに所属。レーベル運営、KING OF KINGSプロデュースを手掛ける。ヴォーカル、ドラム、ベースのバンド、THE BASSONSで新しいFUNK ROCKを提示し注目を集めている。

■公開情報
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
全国公開中
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ベン・メンデルソーン、ドニー・イェン、チアン・ウェン、フォレスト・ウィテカー、マッツ・ミケルセン、アラン・テュディック、リズ・アーメッド
原題:ROGUE ONE A STAR WARS STORY
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1

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