嵐・櫻井翔、車椅子バスケに挑む青年を熱演! “感動ドラマ”を超えた『君に捧げるエンブレム』の迫力

嵐・櫻井翔、車椅子バスケに挑む青年を熱演! “感動ドラマ”を超えた『君に捧げるエンブレム』の迫力

 昨年、リオでおこなわれたパラリンピックを見て障碍者スポーツを競うアスリートたちの姿に衝撃を受けた人は多かったのではないかと思う。筆者もその一人だが、アスリートたちの見せる超絶技能は、身体が不自由なかわいそうな人たちという先入観を一気に打ち砕くもので、義手や車椅子の洗練されたデザインと鍛え上げられた筋肉に魅了され「なんて美しいんだ!」と思わず見とれてしまった。

 ただ、少し残念だったのは中継された映像だ。スポーツ中継にこんなことを言っても仕方がないのだが、選手と選手の車椅子がぶつかり合う瞬間のダイナミックな迫力は、引きで全体を撮るのではなく、たとえば一人一人の車椅子に小型カメラを搭載して切り替えながら見せるといった工夫をすれば、もっと臨場感のある映像にできるのではないかと思ったものだが、今作の車椅子バスケのシーンはパラリンピックのフラストレーションが解消する素晴らしさだった。

 様々な角度から撮影した映像を細かく編集してみせることで選手同士の車椅子の車輪と車輪がぶつかり合う場面は、勇ましいアクションシーンへと仕上がっている。テレビドラマでは中々難しいスポーツバトルものとしても充分面白かったので、まずは激しくてカッコいい車椅子バスケの試合シーンを楽しんでほしい。

■成馬零一
76年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

kiminisasageru-03th.jpg(C)フジテレビ

■番組情報
新春大型ドラマ『君に捧げるエンブレム』
1月3日(火)21時〜23時30分放送
原案:京谷和幸
脚本:安達奈緒子
プロデュース:増本淳、浅野澄美(FCC)
演出:西浦正記(FCC)
制作著作:フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/kimien/

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