“JKのアイドル”佐藤二朗、役者として飛躍したきっかけは? 『A-Studio』で20代を振り返る
福田雄一監督作『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)に仏役で出演している佐藤二朗が、11月25日に放送された『A-Studio』(TBS系)に登場し、プライベートの交友関係をはじめ、福田雄一監督やムロツヨシ、向井理との交流秘話などを披露した。
同番組のアシスタントパーソナリティを務める森川葵から、“JKのアイドル”と紹介されて登場した佐藤二朗。番組では、佐藤と交流の深い俳優として渡部篤郎の取材コメントを紹介。渡部が「役者としてはすごいけど、人間としてはまったく興味がない。酒を一緒に飲んでも全然面白くない」と告白すると、佐藤も「渡部さんからは、お前と飲むとサラリーマンと飲んでるみたいだよ、と言われたことがある」と、納得した様子を見せた。
さらに、渡部とは趣向が違うと続ける佐藤は、「僕の趣向は新橋のガード下。(渡部とは)舌の趣向が違うから、美味しものを食べに行ってもわからないこともある」と語り、渡部の誘いで芸人の山本高広と一緒に高級クラブへ行った時は、服装チェックに引っかかったと、意外な交友関係を語りスタジオの笑いを誘った。
もともとは営業系の仕事と俳優業を兼業していたという佐藤は、28歳のころに一念発起して会社を辞め、劇団「自転車キンクリート」に入団したという。その当時を暗黒の20代だと振り返る佐藤は、「営業の成績も悪くなかったんですけど、本当にやりたいことは芝居だと思い会社を辞めた。会社を辞めた後は、テレフォンアポインターなどのバイトで生計を立てていた。(当時を考えると)バイトせずに食えていることは今だに嬉しく感じますし、顔を知ってもらって声をかけられることも嬉しいですね」と、喜びを語った。
俳優としての転機は、佐藤も出演する映画『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』の堤幸彦監督との出会いだったそうだ。佐藤の劇を見た堤監督が、『ブラック・ジャック カルテII』(TBS系)の医者役に佐藤を抜擢。共演の伊東四朗にガンを告知するというワンシーンの出演であったが、そこで今の所属事務所の社長の目に止まり、それから映像の仕事が増えたという。
そんな堤監督の最新作『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』では、俳優の向井理と共演しており、撮影現場では一緒によくお酒を飲んでいたと明かす。向井理の燻製料理を現場で食べたという佐藤は、「今まで燻製には全然興味なかったんですけど、その燻製をつまみに晩酌をして以来、コンビニでも燻製食品を探すようになった」と、裏話を明かす。