『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』リアム&ジェフ インタビュー「監督は様々なパターンを試す自由を与えてくれた」

『インデペンデンス・デイ』インタビュー

 ローランド・エメリッヒ監督作『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』が現在公開中だ。本作は、1996年に公開された『インデペンデンス・デイ』の続編。人類がエイリアンに勝利してから20年、新たな襲来に備え地球防衛システムを構築した人類だったが、進化を遂げ巨大化した宇宙船の襲撃により、人類が滅亡の危機に瀕する模様を描く。リアルサウンド映画部では、メインキャストのリアム・ヘムズワースとジェフ・ゴールドブラムにインタビューを実施し、キャスト陣の現場での様子や撮影時のエピソードを語ってもらった。

リアム「ジェフは人間的にも役者としても素晴らしい」

リアム・ヘムズワース
リアム・ヘムズワース

ーー宇宙で戦闘機に乗るシーンは、二人の仲の良さが伝わってくる印象的なシーンでした。あの息のあった演技はどういう方法で作り上げていったのですか?

ジェフ・ゴールドブラム(以下、ジェフ):基本はローランド・エメリッヒ監督の演出のもとで演じたよ。実際には何も見えていないが、周りのスタッフから「こういうものが見えていると仮定して演技をしてみて」と指示を受けながら演じたんだ。あそこのシーンにセリフはなかったんだけど、とりあえず怖がってみたり、その時に浮かんだセリフがあればそれを言ってみたり、アドリブでやっていたよ。

リアム・ヘムズワース(以下、リアム):彼と一緒にいるととにかく楽しいので、あのシーンも大好きなんだ。ローランドは完璧主義者なので、同じテイクを何度も撮影するのだけど、そのおかげで様々なパターンを試すことができたよ。そういう自由を与えてくれるので、その度にジェフと相談し、あのような面白いシーンを作っていったんだ。

ーーお互いに好きなところはどんなところですか?

リアム:ジェフのことは全部好きだな。人間としても非常に魅力的だし、役者としても素晴らしい。いつでも周りを気遣う気持ちや、どんな人とでも仲良くしようとする姿勢も尊敬できる。人を勇気づけるようなエネルギーを放っているので、みんなの気持ちを明るくしてくれるんだ。

ジェフ:僕もリアムが大好きです。彼に初めて会った時に、なんて真面目な人なんだろうと思ったよ。非常に才能がある役者な上、プロとしての意識も高い。周りのみんなにも親切だし、深い意味で良い青年だと思っている。

ーー本作は、若い世代とベテランの世代で分かれている構図でした。

ジェフ:演技をしている時に年齢は気にしないんだ。ただ、リアムをはじめ、マイカ・モンローやジェシーアッシャーも、みんな尊敬できるし、可愛らしいところもある素晴らしい役者だった。心から尊敬できるし、こういう若者たちが次の世代を担ってくれるのであれば、僕たちも楽観的になれるなと思ったよ。

リアム:本作に出演している方々は会う前から大ファンだった。本当に楽しい人たちで、彼らから学ぶこともたくさんあったよ。キャスト全体で素晴らしいグループになっていたと思うよ。

ーー具体的にどんな話をされたのですか?

ジェフ:映画のことをよく話していた。映画作りのことや好きな映画のこと、最近と昔の映画についてなど、楽しい話をすることが多かったね。あとは、その時に起きた出来事を話すこともあれば、大統領戦についての意見を聞くこともあったかな。

リアム:いろんな意見を聞けるのは楽しかったな。政治についてはみんな同じような意見を持っていた。ジェフが言うように映画の話はたくさんしたけど、キャリアのことや個人的な話をすることは少なかったかな。

ジェフ:現場ではよく映画ゲームというゲームをしていた。例えば、ジャック・ニコルソンと言ったら彼の出ている映画を言わないとダメだとか、なにか映画のタイトルを出したらその作品に関係する人の名前を出さなければならない、というゲームさ。そのゲームを行っている最中に、好きな映画や俳優の話になって盛り上がったよ。映画の話をしていると、時間が早くたってしまうから楽しかったね。

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