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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“未来の日”に、ロバート・ゼメキス監督が来日会見

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 最新作『ザ・ウォーク』が東京国際映画祭オープニング作品に決定しているロバート・ゼメキス監督が、プロデューサーのジャック・ラプキーとともに来日し、本日10月21日(水)、記者会見を行った。

 『ザ・ウォーク』は、NYのワールドトレードセンター間を直径2.2cmのワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411m、地上110階という当時世界一の高さを誇ったビルで、命綱なしの空中闊歩に挑んだフィリップ・プティの実話を基にした作品。

 会見場所に選ばれたRESTAURANT LUKE with SKY LOUNGEは、今はなきNYのワールドトレードセンターさながらに東京湾を見下ろせる、高さ約200mの聖路加ガーデンのタワー屋上。約2年ぶりの来日となったゼメキスの「日本に招かれるチャンスがあれば必ず行くようにしている」というコメントから会見は始まる。批評家をうならせたというラスト20分の体感映像について問われたゼメキスは、「それがこの作品を撮った理由のひとつ。この興奮は他の芸術では表現できない。映画であればこのスペクタクルを描けると思いました」と答えると、プロデューサーのラプキーも「監督は映像化のビジョンが見えていると話していた。彼がそう言うなら、絶対に面白いものになると思ったんです」と自信を覗かせた。

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 本作の主人公フィリップ・プティについてゼメキスは、「彼にはアーティストとしての情熱がある。自分のクリエイティブな部分を表現せずにはいられない。だからやるしかない」と、彼に惹かれた理由を明かす。さらに、「アートに対する喜びを感じるのは、作るまでの過程にあります。そういうクリエイティブな面でフィリップと同じものを感じるんです」と話し、そのプティを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットについては、「役のために自分の肉体を変化させるタイプ。彼はワイヤーロープも自分で歩きたいと言いました。役者やアーティストの気概を物語る良い例が彼だと思います」と、絶賛の言葉を贈る。

 劇中で印象的に描かれるワールドトレードセンターについて聞かれたゼメキスは、「フィリップ本人と話す時、彼はあのツインタワーをまるで生き物のように、アートを描く上でのパートナーのように話していました。だから自分もそういう目線で描くのが一番良いと思いましたし、フィリップの目を通したタワーを描いたつもりです」とその想いを語り、ラプキーも「監督はフィリップと同様に、あのツインタワーに名誉と愛情をかけ、キャラクターのひとつとして描きました。最後のシーンは監督の愛情が込められた素晴らしいショットになっています」と、感慨深い様子を見せる場面も。

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 また、会見が行われた本日2015年10月21日は、ゼメキスが監督を手掛けた『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)で、主人公のマーティとドクがデロリアンに乗り込み、タイムトラベルでやってきた“未来”の日付まさにその日。過去からこの日に訪れ、大変な目に合うことになる“古い友人”に対し、ゼメキスは「時空をいじるな、壊すな。そう伝えたいと思います(笑)」と、笑顔でメッセージを送った。「今日は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』DAYですからね。ここにいることができて嬉しいです。30年という時は本当にあっという間でした」と、日本でこの日を迎えたことに対して、喜びの言葉を述べた。

 最後に、「これからも映画作りをしていきたい。デジタルテクノロジーがどんどん進化し、より効率的に、経済的に映画作りができるようになります。技術を駆使し、ストーリーやキャラクターのための作品が作られていくと思っています」と自らのビジョンを語り、和やかな雰囲気で会見を終えた。

■公開情報
『ザ・ウォーク』
2016年1月23日(土)全国ロードショー
原題:The Walk
原作:「TO REACH THE CLOUDS」by フィリップ・プティ
監督:ロバート・ゼメキス
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン、ジェームズ・バッジ・デールほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.thewalk-movie.jp/

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