岩波新書・編集長が語る、“現代人の現代的教養” 「教養とはよりよく生きるために大切なものを学びとる精神のこと」

岩波新書編集部・岩波書店の書庫に潜入

 今回の取材にあたり、岩波新書のツイッターのトップ画面にもなっている編集部内の書棚、そして1913年創業以来の岩波書店の刊行物や資料が保管されている書庫を撮影させてもらった。

編集部の書庫

1938年から現在までに刊行された岩波新書が並ぶ。

1949年〜77年の「青版」。

1977年〜87年の「黄版」。

1988年〜現在までの「新赤版」。

これまで発行された目録。

版を重ねるごとの修正指示。

 著者が「教授」から「名誉教授」になっているという修正も。

岩波書店の書庫

地下中1Fには中国や韓国の書籍、他社の発行書月報、岩波書店の発行書月報などが保管されている。

岩波新書の保管場所へ

1938年の創刊から刊行されたすべての新書が収められている書棚。社員の無断持ち出しも禁止となっている。1944年〜1946年、1946年〜1948年は戦中〜戦後の紙不足などで刊行が滞ったという。それが書棚にリアルに反映されている。

1988年以降のラインナップ。そして、その奥には……。

1927年から現在までの「岩波文庫」も並んでいた。

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