PSYCHIC FEVER、新アルバムに込めたこだわりを徹底解説 『DIFFERENT』リスニングパーティレポ

PSYCHIC FEVER、新アルバムのこだわり

 7月10日に約4年ぶりとなるニューアルバム『DIFFERENT』をリリースする、7人組ダンス&ボーカルグループのPSYCHIC FEVERが、ファンクラブ会員と関係者を集めたリスニングパーティーを開催。出来立てほやほやの楽曲をダイジェストで聴きながら、メンバー自らが解説していくかたちでアルバムの魅力を発信した。

 2019年に結成、2024年には「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」がアジア各国のチャートを席巻した彼ら。昨年はニューヨークやロサンゼルスを含む6カ所で北米ツアーをはじめ、ジャパンツアー、台北やバンコクでのライブを開催。今年4月にはZepp Haneda (TOKYO)を含む全国ツアー『PSYCHIC FEVER JAPAN TOUR 2026 "THE ROOTS"』を成功させ、8月8日に東京・有明アリーナで追加公演を開催する。

 「違い」や「変化」などの意味を持つ『DIFFERENT』というタイトルには、人種も言語も文化も様々な、世界を舞台に活動して来た、彼らだからこそ気づくことができたことや、その過程で育まれた魅力や強みが込められている。

 「世界で活動する中で、メンバーの個性、バックグラウンド、音楽性などの違いが、僕らの強みになると感じました。その違いを敢えて“ありのまま”で楽しめたら、それが僕たちっぽいのではないかと。その上で、この様々な選択肢や違いがある世界を、ありのままで楽しんで行こうよ! という気持ちも込めています」と中西椋雅。「4年ぶりのアルバムなので制作には、めちゃめちゃ気合いが入りました。サウンドはもちろん、歌詞にも注目して聴いてもらえたら」とJIMMY。そしてWEESAは「時間をかけただけ最高の作品に仕上がったので、皆さんに届くのが楽しみです」とコメント。

 このアルバムからは、Chris Brownなどを手がけて知られるRykeyzをプロデューサーに迎えた「I Got Ways」が先行配信されている。タイトルの「I Got Ways」について、「“僕たちは君を引き留める方法を知っているよ”という意味で、これまでの自分たちでは表現できなかった内容のリリックが、自分たちでも非常に新鮮でした」と小波津志。「s**t kingzのkazukiさんによる振り付けは、色気にあふれて、大人っぽくて、強弱があるところが見どころです。楽曲、歌詞、振り付け、衣装、全てがマッチした完成度が高い楽曲」と渡邉廉。これまでの彼らとは異なる「大人の余裕」をテーマにした楽曲としてファンの間でも早くから好評だ。

 またアルバムリード曲「If You're Mine」は、これまでもPSYCHIC FEVER楽曲を多数手がけ、ちゃんみなやAwitch、AKLOなども手がけるJIGGをプロデューサーに迎えて制作された。「『I Got Ways』はR&Bサイド、この曲はヒップホップサイドの曲です。僕らの『Just Like Dat』や『What's Happenin'』がお好きな方は、楽しみにしていてくれて間違いないです!」とJIMMY。このイベントでは会場限定で、同曲のミュージックビデオもいち早く公開。「毛皮の衣装でとにかく暑かったです」と撮影を振り返った半田龍臣。「振り付けが“RHT.”のKAITAくんで、デビューアルバム『P.C.F』のリード曲『Choose One』以来だったので感慨深かったです。お互いがレベルアップした作品になりました」と語っていた。

 またアルバム各曲について、メンバーが解説した。まず半田は「Masterpiece」を挙げ、「自然と身体が乗る楽曲。中学生の頃に聴いて踊っていた曲にサウンド感が似ていて、それをPSYCHIC FEVERとして表現できることが嬉しかった」とコメント。

 ダイヤモンドをテーマにJIMMYが作詞に参加した「Diamond」は、「メンバーそれぞれが超ヤバいダイアモンドだし、他と比べたりしなくても、あなた自身が最高のダイヤモンドなのだから磨いていけばいいんだよ、というメッセージを込めました」と述べた。

 中西はUKアフロビートに初チャレンジした「Cinderella Pt.2」を挙げ、「グルーヴ感が独特で、ダンスとは違って歌うのが大変でした。プリプロを繰り返して一番練習してレコーディングした楽曲」と振り返る。

 渡邉は「Into You」を挙げ、「アフロビーツ系の夏を感じるサウンドが特徴。PSYCHIC FEVERとしての新しい音楽性を楽しんでもらいたい。ドライブしながら聴くのにオススメです。僕は免許を持っていないけど(笑)」とコメント。

 小波津は「Dream Flight」をピックアップし、「世界中で活動をしているけど、空は一つに繫がっている、一緒に居るよということを音楽で届けたかった」と、楽曲に込められたものを解説。昨年のツアー『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 ”EVOLVE” in JAPAN』で初パフォーマンスされた楽曲とのことで、アルバムに収録するにあたって、自分たちから再RECを申し出るなど、こだわり全開で制作したとのこと。

 WEESAはビートを聴いて「ヤバッ!」となったという「Uh Oh」を、「ボクシングをテーマに作詞しました。何度転んでも立ち上がれば勝ち目がある。辛いことや悲しいことがあった時はこの曲を聴いて、もう一度立ち上がって挑んでほしい」と紹介した。

 剣は、「酔ったのはお酒のせいじゃなく、君に惚れたからなんだよ! というセクシーさがある歌詞。チルでレイドバックしたトラックともハマって最高」と、「Pink Lemonade」をピックアップ。司会者からお酒を飲んだらどうなるかを聞かれると、「テンションがアガってハッピーになります。ただ話が長くなるので、だいたい気づくと周りに誰もいません」と言って、会場に笑いを巻き起こした。

 そして最後に小波津は「Glowing」を解説。「孤独な夜あなただけが孤独じゃないと、すごく寄り添ってくれる楽曲です。試行錯誤して録ったので、こだわりを感じていただけたらうれしいです」。

 グローバルな視点で音楽のトレンドを敏感にキャッチしながら、日本人にも分かりやすいメロディーとメッセージも込められたPSYCHIC FEVERの2ndアルバム『DIFFERENT』。初のリスニングパーティーというかたちのイベントで、「アルバムについてたくさん話せてうれしかった」とメンバー。イベントの最後に今後の目標を聞かれ、中西は自信たっぷりに「まずはアルバムチャート1位を狙いたい」と力強くコメント。メンバーの個性とこだわりがつまったこのアルバムが、きっと日本の音楽シーンを新たなフェーズへと導いてくれるだろう。

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