藤井 風、Official髭男dism、ONE OK ROCK、YOASOBI、go!go!vanillas……アジアに轟かすJ-POPの波
近年、日本のアーティストのアジア進出がますます活発になっている。多くのアーティストがアジアツアーを予定しており、その勢いはとどまる気配がない。
かねてよりグローバルな活動を続けてきたONE OK ROCKは、2月から5月にかけて『ONE OK ROCK DETOX Asia Tour 2026』を開催中だ。バンコクを皮切りに、ソウル、マニラ、シンガポール、台北、クアラルンプール、香港、上海、ジャカルタを巡っている。振り返ってみると、彼らが初めて海外公演を行ったのは2012年に行われた『ONE OK ROCK 2012 "Start Walking The World Tour"』で、当時は台湾、ソウル、シンガポールの3カ所を訪れた。その後も海外でのライブ経験を重ね、昨年は国内に加えて南米、北米、ヨーロッパを巡る大規模ツアーを開催。アルバム『DETOX』を携えた世界規模の活動の流れのなかで、今回のアジアツアーも大きな注目を集めている。
Official髭男dismは、8月よりアジアツアー『OFFICIAL HIGE DANDISM ASIA TOUR 2026』を開催。ソウル・KSPO DOME公演を皮切りに、シンガポール・スターシアター、台北・台北アリーナ、バンコク・UOB LIVEを巡る。2024年に開催された自身初のアジアツアー『OFFICIAL HIGE DANDISM ASIA TOUR 2024 - Rejoice -』は、アルバム『Rejoice』を携えてソウルと台北で開催され、海外ファンからも反響を集めた。約2年ぶりとなる今回はさらに規模も拡大し、バンドのスケールが増していることを感じさせる。アジア各国のステージを通じて、彼らの音楽がさらに広がっていくことにも期待したい。
藤井 風も、今年秋よりアジア6都市を巡るドーム&スタジアムツアー『Prema World Tour』を開催。本ツアーは福岡、大阪、東京の国内公演に加え、バンコク、香港、高雄でも行われる。藤井といえば、2022年に「死ぬのがいいわ」がタイを起点にバイラルヒットして以降、海外でも存在感を強めている国内アーティストのひとり。そんな彼が初めてアジアツアーを行ったのは2023年のことで、ピアノ1台でのパフォーマンスも話題を呼んだ。それ以降も着実に海外でのライブを行い、昨年はヨーロッパツアーや北米ツアーも成功。積み重ねてきた海外での公演経験が、今回のアジアツアーでどのようなステージとして結実するのかにも期待が高まる。
今年、日本人アーティストとして初となるアジア10大ドーム&スタジアムツアーに挑むのが、YOASOBIだ。『YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027』は、大阪、名古屋、札幌、福岡、東京の国内公演に加え、台北、ソウル、香港、シンガポールなどを巡るキャリア最大規模のアジアツアーとなる。YOASOBIは2023年から2024年にかけて初のアジアツアーを成功。2024年には韓国最大規模の音楽授賞式『MMA2024』(『The 16th Melon Music Awards』)にも出演し、直後より開催された2度目のアジアツアー『YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実 cho-genjitsu”』も大きな盛り上がりを見せた。アジア各国で着実にファン層を広げてきたYOASOBIにとって、本ツアーはその歩みをさらに加速させるステージとなりそうだ。
今年初のアジアツアーを開催するのは、go!go!vanillas。『go!go!vanillas Asia Tour 2026』は、2026年7月を皮切りに台北・THE WALL LIVE HOUSEとソウル・YES24 LIVE HALLにて行われ、バンドにとっては初の海外単独ツアーとなる。昨年はバンドが毎年大切にしている5月5日(go!go!の日)に韓国で初の海外ワンマンライブを開催し、9月には同じく韓国・釜山で行われた『Busan International Rock Festival 2025』にも出演。今年3月には台湾のフェス『浮現祭 EMERGE FEST 2026』にも出演するなど、アジアでの活動を広げてきた。今後も、新たな挑戦を通したバンドの躍進に期待したい。
こうした動きは、日本のアーティストがアジアの音楽シーンにおいて存在感を高めていることを感じさせる。アジア各地のステージで鳴り響くJ-POPの波は、これからもさらに大きく広がっていきそうだ。

























