櫻坂46、『The growing up train』センターは誰だ? 二期回帰、三期続投ーー国立へ向かう次の一手を読む
櫻坂46、四期生で“次の景色”を先に示すか? 『新参者』を経た注目メンバー3名
そして注目したいのが、四期生をどう位置づけるかだ。四期生は、早い段階から現場で経験を積みながら鍛えられてきた印象がある。その象徴が、東京·THEATER MILANO-Zaでの『新参者 二〇二五 in TOKYU KABUKICHO TOWER』(以下、『新参者』)だ。客席とステージの距離が近い劇場で、新メンバーとなってから数カ月とは思えない集中力と迫力を見せたメンバーが多く、その実感と層の厚さをはっきり提示したように思う。そこで名前を挙げたいのが、佐藤愛桜、山川宇衣、山田桃実の3人である。
まず山川は、四期生による初めてのライブ『First Showcase』でも「ドローン旋回中」でセンターを任され、煽りに挑戦。さらに四期生楽曲「Alter ego」でもセンターを務めており、すでに彼女が中央にいる画が作られているのも大きい。『新参者』のように距離の近い現場では、派手さよりも場の空気を動かせるかが問われることも多いが、山川はそこに迷いがなく、声を出して客席を巻き込みながら、曲の流れを前へ進めていけるタイプだと思う。四期生から表題センターを切るなら、無理なくハマるのが山川だろう。
佐藤は、『新参者』で受けた衝撃が今も筆者の中で強く残っているメンバーだ。彼女の強みは、比較的静かな楽曲で空気を支配できる点にある。実際、四期生合宿の課題曲だった「静寂の暴力」ではセンターを務め、客席の視線を緊張感で射止めるような表現ができていたのだ。櫻坂46は“静”と“動”の振れ幅で物語を作ってきたグループでもある。その強みを、身体と表現力で提示できるのが佐藤の魅力だろう。彼女に 表題曲のセンターをこのタイミングで任せるかはまた別としても、「いつかグループの真ん中に立ってほしい」と思わせる説得力がある。個人的に「忘れられない」という感覚に、一番素直に頷ける存在だ。
山田は、“パフォーマンス力の高さ”において名前を挙げたくなるメンバー。四期生初の期別楽曲である「死んだふり」でセンターを任され、“四期生の顔”を背負ってきた経験がある。勢いだけで押すのではなく、動きの導線には無駄がなく、軸がぶれることはない。だからこそセンターに立った時、フォーメーション全体が整うような印象が生まれる。山田に限らず、四期生を表題曲の真ん中に置くとなれば、「まだ早いのではないか」という声は必ず出るだろう。その壁を越えるには納得させるだけの材料が必要だが、山田はステージ上の説得力で黙らせられるタイプであることは間違いない。
タイトルが『The growing up train』である以上、次のシングルは“成長”をどう見せるかがテーマになるはずだ。二期生による原点回帰でグループの盤石の体制を打ち出すのか、三期生を軸に新しい櫻坂46の姿を固めるのか、それとも四期生を前に出して次の景色を先に示すのか。センター発表は、その答えを一番はっきり見せる瞬間になるはずだ。

























