櫻坂46、『The growing up train』センターは誰だ? 二期回帰、三期続投ーー国立へ向かう次の一手を読む
櫻坂46が2026年3月11日に14thシングル『The growing up train』をリリースする。直近の表題曲センターは、12thシングル『Make or Break』で的野美青、13thシングル『Unhappy birthday構文』で村井優と、三期生が続けてグループの顔を担っており、勢いと説得力を両立させながら、櫻坂46の更新を印象づけた2作だったと言える。
ただ、次作は置かれた状況が少し違ってくるだろう。というのも、4月にはMUFGスタジアム(国立競技場)での『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』を控えているからだ。3月のシングルは、そのまま国立競技場公演へ向かう入口になるからだ。ここで誰をセンターに据えるかは、楽曲の顔を選ぶというよりも、“今の櫻坂46”をどんな形で世の中に提示するか、という方針そのものの表明に近い。
考え方は大きく3パターンあると筆者は考える。ひとつは、二期生をセンターに据えて、グループの強さを改めて打ち出す形。もうひとつは、三期生センターの流れを続けて、“新しい櫻坂46”の軸をさらに固める形。そしてもうひとつが、四期生をセンターにし、次の時代に一歩踏み出す形だ。そこで今回は、筆者の独断と偏見で次作のセンターを予想してみたい。
櫻坂46の“原点回帰”森田ひかる、強さをストレートに打ち出せる山下瞳月
まず、“原点回帰”でいくなら、最有力は二期生 森田ひかるだろう。櫻坂46の1stシングル『Nobody's fault』で表題曲を務めたということも含め、その意味合いは深まる。彼女がステージの上でフォーメーションの中心に立つと全体が引き締まり、ダンスの精度はもちろん、視線や間の作り方が上手く、曲の雰囲気を外さないのも強みだ。国立競技場のような大舞台では、尖った個性だけで押し切るよりも、メンバーそれぞれの良さをまとめ上げる軸が必要になると個人的には考える。その役割を自然に担えるのが森田だと思うのだ。
加えて、『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)では、ほかのメンバーにいじられて笑顔を見せたり、予想外のリアクションで場を和ませたりと、空気をほぐすことができる一面も持っている。シングル活動期間は歌番組だけでなく、情報番組や配信などの露出が続くのが通例だが、そこでステージの強さと場の空気を作る力を両立できる森田の総合力は大きい。国立競技場へ向けて櫻坂46の盤石の強さを打ち出すのならば、森田センターはかなり理に適った選択だ。
ただ、二期生という線で見れば、山﨑天と藤吉夏鈴も当然有力候補。山﨑の強みは、ライブでのエネルギーとスケール感にある。前に出た瞬間に会場の空気が一段上がるタイプで、国立競技場のような大きな会場で“強い櫻坂46”を打ち出すなら、真ん中に立つ絵がよく似合う彼女は適任だろう。一方の藤吉は、派手に煽って盛り上げるというより、視線や表情で引き込み、曲の世界観を濃くするタイプだ。センターに置くことで楽曲の温度が定まり、細部まで印象が残る。原点回帰を掲げるなら、この3人のうち誰を選ぶかで、国立競技場公演を前に何を見せたいのかがはっきりするはずだ。
三期生センターの流れを続けるのならば、本命は山下瞳月だと思う。2024年中頃以降、ここまで三期生が表題の“顔”を担ってきた勢いを活かしつつ、今の櫻坂46の強さを一番ストレートに出せるのが山下なのではないだろうか。彼女は、ダンスの線が綺麗に通っていて、見栄えの淡麗さだけでなく、彼女がセンターに立つことで、曲が始まった瞬間に空気が変わる。強い楽曲を、“強いまま”成立させられるタイプで、グループ全体のテンションを前に押し出す役に向いているのだ。国立競技場公演を前にしたシングルで、今の櫻坂46の勢いをそのまま見せるなら、山下がセンターという選択肢だろう。






















