ふみの、ありのままの自分で届けたい歌 『No No Girls』から得た仲間と刺激、“好き”が詰まったデビュー曲を語る

最終審査ソロパフォーマンス秘話 “伝わる”ことの実感と嬉しさ
ーーそして、なんと言っても『No No Girls THE FINAL』でのソロパフォーマンス(「In The Flames」)が素晴らしくて。Kアリーナで生で観て、本当に感銘を受けました。
ふみの:嬉しいです。ありがとうございます!
ーーオリジナルの歌詞でご自身の内面を思い切り曝け出していて。そこに至るまでもたくさん自分と向き合った時間があったんじゃないかと想像したんですけど、最終審査に向かっていく心境はいかがでしたか。
ふみの:最終審査のソロ審査は、照明、衣装、メイクから曲をどう披露していくかまで、ステージの見せ方を全部自分で考えなきゃいけなかったので、かなり難しかったです。自分とは何か、どう自分を出すかみたいなところを、ちゃんみなさんと面談するところから始まっていきました。私だけ追加面談があったりして。準備期間は大変でしたけど、「最終審査のステージを終える頃にはもう、ある程度自分のことをわかってるんじゃないかな」と思って臨めたのはよかったです。
パフォーマンスとしては半分くらいピアノの弾き語りでやったんですけど、「やっぱり楽器を弾きながら歌うのは落ち着くな」って思いました。自分で弾くとテンポも自分で決められますし。ギターもそうですけど、楽器を弾くことで何かを“込めている”ような感じがするんですよね。そこもしっくり来ました。

ーーピアノはもともと得意だったんですか。
ふみの:幼い頃に短期間ピアノを弾いていたんですが、それ以降は触る機会がなくて。最終審査の時に、あの曲だけ弾けるようになりました(笑)。
ーーすごい(笑)。「In The Flames」のオリジナルの歌詞はどのように書き上げていったんでしょう?
ふみの:リビングのソファでノートに殴り書きしていって。30分もかからないくらいで書きました。メロディはもともと考えていたものがあったんですけど、少しメロラップみたいな感じをやってみたいなと思って、そういうことも考えながら書きましたね。
ーーそれまでの人生で経験してきた辛いことや孤独を吐き出しながら、生きることに手を伸ばすような歌詞だったと思うんですが、改めて、ご自身のどんな面を表現できたと思いますか。
ふみの:やっぱり私って、悲しいとか辛いとか、自分の人生に対してそこまで深く考えないタイプなので、そのせいで心を病むようなこともなかったんです。だけど、感じていたことを誰かに話すと「え、大丈夫?」って言われて、そういう相手の反応を見て、初めて自分が抱えてたことに気づく……っていうのは多かったんですよね。
ーーなるほど。
ふみの:『No No Girls』の参加者がみんな仲間想いな人たちばかりだったので、語り合うことで「話していいんだ」「話したほうが楽になることも多いな」って気づけたので、そういうことを伝えたくて歌詞にしました。

ーーそうだったんですね。歌を通して目の前のお客さんと共有するってこと自体、誰かに話してみるっていう第一歩と近い感じもしますよね。
ふみの:そうですね。Kアリーナでオリジナルの歌詞を歌った時、ちょうど花道を歩いていたんですよ。そしたらお客さんの顔がすごくよく見えて、泣いてくださっている方もいて。「伝わってるな」というのがわかったので嬉しかったですね。
ーーそこで表現したことは、今後のソロアーティストとしての在り方にも繋がっていきそうですか。
ふみの:ソロで自分で曲を仕上げていく経験は初めてだったので、それがあったからこそ、シンガーソングライターを目指して今こうしてデビューができたり、「今回はこう見せたい」って考えたりできているんじゃないかなと思うので。いい経験になりましたし、成長できたんじゃないかなと思っています。
私は“ありのままでいること”をすごく大切にしていて。歌詞でも「ありのままの気持ちを歌ったほうが伝わるな」って思ったので、そういう意味では最終審査のステージが今に繋がっているのかなって。最終審査ソロパフォーマンスの時は綺麗なドレスを着させていただいたんですけど、ありのままラフにいたほうがよりストレートに自分の良さが出るのかなっていうのも気づいたから、今はむしろ私服に近い衣装を好んで着ていて。以前からやっていたSNSでのラフな動画投稿のような雰囲気でシンガーソングライターができたら最高にいいだろうなと思ってますね。

ーー確かにご自身で配信してる弾き語り動画では、あまり決め込まず自然体で歌っていますもんね。
ふみの:そうなんですよね。言葉にするとアレですけど、“適当”なんです。学生の頃投稿していた動画は、朝集まって、友達と「何聴きたい?」「最近何が好き?」とか会話しながらその場で弾いていて。あまり私が知らない曲だったら、「じゃあ次までに覚えてくるわ」みたいな感じとか(笑)。その空気が私に合ってるのかもしれないです。

















