新着MVランキング:Snow Man×DECO*27、ジャンルを超えた邂逅 「嫉妬ガール」MVの仕掛けと狙いを読む
生歌らしさを残すことで際立つ“嫉妬”や“独占欲”
できるだけ加工せず生歌らしさを残しているところも、歌詞で描かれる“嫉妬”や“独占欲”といった生々しい感情をかえって際立たせている。生々しいと言えば、イラストの顔が次々に破られていき、下から別の顔が覗くサビの映像にも注目。〈もっとサイコで安心な/愛に虜になって溺れちゃおう〉〈きみが夢中になって壊れてく たまんないな〉といった歌詞に合わせ、秘めた本心が表現されているようにも見てとれ、シンプルながらなかなか強烈な印象を残す。視聴して、「ひとりの人物の中に9人の人格があるような、危険な人物に愛された女の子」という少女漫画的ストーリーが脳内で展開しそうになったのは筆者だけではないはず。聴き手の妄想を刺激する意味でも、魅力的なMVになっている。
ポップなメロディと裏腹なドロドロとした感情を描く楽曲はボカロ楽曲のある種王道とも言えるが、それをSnow Manが歌うことでジャンルを超えた邂逅が生まれた本作。「EMPIRE」ではクラシック、「カリスマックス」ではパラパラと、これまでも多彩なジャンルの楽曲に挑戦してきたグループの本領発揮と言ってもいいだろう。実際に、本作はボカロシーンでも話題となっており、新たなファンの掘り起こしにも一役買っている様子。ファンからの支持が厚いだけに、どこかで生パフォーマンスが見られるかどうかも気になるところだ。その際のダンスや演出にさらに“妄想”がはかどるところもこのMVの功罪かもしれない。
※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly

























