新着MVランキング:King & Prince“ならでは”の質感 Ayumu Imazuとのタッグで広がった「Theater」という世界観
MV Chart Forcus
毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV Chart Focus」。11月21日〜11月27日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:King & Prince「Theater」MV Short Clip
2位:Stray Kids「Do It」MV
3位:M!LK「好きすぎて滅!」from『CDTVライブ!ライブ!』
4位:HoneyWorks「可愛くてごめん feat. CHiCO, mona, ハコニワリリィ, 可憐なアイボリー, 高嶺のなでしこ」THE FIRST TAKE
5位:back number「クリスマスソング」from『in your humor tour 2023 at 東京ドーム』
6位:BUMP OF CHICKEN「I」MV
7位:iLiFE!「君セン!」DANCE VIDEO
8位:Juice=Juice「盛れ!ミ・アモーレ」from『Concert 2025 Queen of Hearts Special Flush』
9位:ILLIT「NOT CUTE ANYMORE」MV
10位:平井 堅「グロテスク feat. 安室奈美恵」MV
持ち味のスタイリッシュさと華やかさが活きたMVに
今回取り上げるのは、King & Prince「Theater」のMVショートバージョン。本作は、12月24日にリリースとなる7枚目のニューアルバム『STARRING』のリード曲で、作詞、作曲、振り付けを「moooove!!」に続き、Ayumu Imazuが手掛けている。昨年リリースされた『Re:ERA』が“新たな時代を築いていく”というメッセージを表現したコンセプトアルバムだったのに続き、今作も“映画”をコンセプトに1枚のアルバムを制作。収録曲を架空の映画の主題歌に見立てた全12曲が収録される。「Theater」はそんなアルバムの1曲目に登場。ファンキーなノリに思わず心躍るダンスナンバーとなっており、King & Princeの持ち味でもあるスタイリッシュさと華やかさが存分に発揮された楽曲となっている。
冒頭、都会の喧騒が映し出されるタイトルバックにのせ、永瀬廉と髙橋海人の歌声が流れ出す。Aメロに突入するとともにカメラは地上へ降下。それを待っていたかのように、髙橋が歌いながら颯爽と街を歩き始める。交差点で永瀬と落ち合い、カメラが向きを変えると「THEATER」と書かれた建物が登場。不思議そうにカメラを覗き込む永瀬のカットを経て、場面は劇場の中へと切り替わる。Bメロでは、上映中のスクリーンに映し出される自分たちの姿を、映写室から見守るふたり。すると、スクリーンからおもむろに手が伸び、ふたりを捕まえてそのまま中へ連れ込んでしまう。
以降のサビでは、カラフルな岩が彩るファンタジックな風景をバックに、ミレニアルピンクの衣装にチェンジしたふたりがダンスパフォーマンスを披露。ユニゾンで踊るふたりをダイナミックなカメラワークで追いかけていく。続く間奏が今回の映像のラストシーンとなるが、歩くふたりの背景がモノクロの日本の街並みになったり、アニメ仕立ての海の中になったりするところを見ると、フルバージョンではほかにもさまざまなパターンが追加されるのではと期待が高まる。






















