KAZ(数原龍友)、ゆったりした大人の色気を纏う歌声 片寄涼太も駆けつけた33歳誕生日のビルボードライブレポ

KAZ(GENERATIONS/数原龍友)が2023年より開催している、ビルボードライブでのソロ公演『KAZ Billboard Live 2025-2026 "Sweet Dreams"』が開催。33歳のバースデー当日である12月28日に開催された東京・Billboard Live TOKYO公演には片寄涼太がサプライズゲストで登場し、「2026年はスケジュールが詰まっていてバタバタすると思うけど、僕らしくのんびり楽しくやっていきたい」とコメント。ソウルフルで男の色気に満ちた歌声、優しくユーモアにもあふれ、ホロッとさせるトークで、人柄あふれるステージを展開して観客を魅了した。
開演前、KAZは今回の公演タイトルについて「『おやすみ』の後に『暖かくして寝てね』『風邪ひかないようにね』という一言を加えるじゃないですか。海外だとそういった意味で『Good Night』の後に『Sweet Dreams』と加えるみたいなんですね。年末の寝過ごしやすい時期ですから、『みなさん一年間お疲れ様、いい夢見てね、このライブが皆さんの癒しになればいいな』と、いうような意味を込めました」と説明。

ライブの1曲目はアルバム『STYLE』に収録の「Go Your Way」。コーラス隊4人を含めた総勢8名のサポートバンドによるアメリカンなサウンドに、自身もアコースティックギターを弾きながら体を揺らして歌唱すると、会場には手拍子が広がった。「年末で忙しいなか足を運んでくださり、ありがとうございます。今日は最高の夜にするので楽しんで帰ってください!」と挨拶。包み込むような雰囲気でコーラスと掛け合うように歌った「Hush hush」。イントロでKAZがブルージーなハーモニカの演奏を披露した「Pacific Love Memories」。和やかなムードでライブがスタートした。
MCでは年末のビルボードライブが3回目であること、この日が33歳のバースデーであることに触れ、「年末が誕生日の人は共感してもらえると思うけど、こんなに忙しい時期にお祝いしてもらうことに申し訳なさがある。でもこうして毎年ライブを開催させていただいて、みんなにお祝いしてもらえて、そして大好きな音楽に触れていられることが、めちゃくちゃ幸せです! 皆さんと“いい夢”が観られる夜にできたら」とコメント。また、来年4月にアルバム『LIFE GOES ON』をリリース、GENERATIONSの活動もあることも伝え、「僕らしくのんびり楽しくやっていこうと思います。来年は“LDH PERFECT YEAR”ですから、お祭りの1年にしていきます!」と、2026年に向け意欲を見せた。

現在、“歌で日本を繋ぐ”をテーマに47都道府県を巡るアコースティックライブを行っており、4月には『KAZ LIVE TOUR 2026 “LIFE GOES ON”』を開催する。「アコースティックで、近い距離で生の音楽を届けるのはすごく楽しい。自分の音楽の芯のさらに深いところと向き合えている」と話し、ライブの中盤では「最後の雨」「Nostalgie」「F.L.L.~4y~」の3曲を、アコースティックアレンジで披露した(※1st STAGEは「A wish for you」「Star Traveling」「Feel Alright」を披露)。椅子に座り、アコギ1本をメインにした演奏をバックに、しっとりとムードたっぷりに聴かせたKAZ。観客も着席して、ノスタルジックな歌声に聴き入った。

「Winter Wish」では空気が一転、バンドサウンドにミラーボールが回るキラキラとした雰囲気。ステージ後ろのカーテンが開き、Billboard Live TOKYO名物の六本木の夜景をバックに歌唱。「Beautiful Sunset」ではKAZもエレキギターを提げ、「ここからまた盛り上がっていきましょう!」と促すと、観客は立ち上がってクラップ。「カモン!」の合図でコーラスを一緒に歌った。そして本編ラストには、「俺があまりにかっこいいからって見とれてないで、自由に歌って踊ってください!」と、「Choo Choo TRAIN」を披露。KAZの盛り上げに、観客はその場で回る振り付けを踊ったり、サビを大合唱するなどで会場がまさしく1つになった。
アンコールでは、観客からの質問に答えるコーナーを設けトークで楽しませた。「来年の目標は?」という質問には、「来年はバタバタだと思うけど、そんな中でも自分のやりたい音楽、自分の綴りたい言葉や思いを音楽で表現しつつ自分のいる世界を広げることが目標」とコメント。12月24日に公開された「チキンライス」のMVのエピソードを教えてほしいという質問には、「90歳近くになる祖母や家族、愛犬といっしょに居る時間を残したかった」とコメント。MV制作にあたって母親から送られた幼少時代の家族ビデオを観たら、早くに亡くした父親の姿も映っていたそう。そんなエピソードを話しながら涙ぐんでしばらく話せなくなり、それを見てもらい泣きするファンの姿も。「家族はかけがえないもの。皆さんも大事にしていただけたら。そんな思いになってくれたらと思って作りました」。ほかにも配信された『GENERATIONS大学TV』についてや、カードゲームにハマっていてライブで行った先のおもちゃ屋に朝から並んだことなど多彩なエピソードが披露された。

そして「そろそろ曲を」と歌い始めようとするとハッピーバースデーの曲が流れ、片寄涼太(GENERATIONS)が肉ケーキを持ってサプライズで登場し、会場は拍手と大歓声で沸いた。「(会場に)来てくれてるのは知ってたけど。出てくんなよ(笑)!」「去年は(中務)裕太くんが来たんでしょ?」など言葉を交わし、会場全体でバースデーソングを歌ってお祝い。そんな片寄について「この間ソロライブを観に行ったけど、すごく大人。ジャズ/クラシックの要素が似合うし、華やかさや表現力。自分とは違った豊かさがある」などとコメントし、「生まれも育ちも違う僕ら2人が、『VOCAL BATTLE AUDITION 2』で偶然同じ曲を歌っていた」と紹介して、EXILEの「Angel」を披露。優しく熱さも感じさせるエモーショナルなボーカルは、どこか大人の男の色気をただよわせた。そしてアンコールのラストには配信されたばかりの「チキンライス」を、客席に向かってひとりひとりに語りかけるように歌ったKAZ。最後は手を左右に揺らしながら「ラララ〜」と大合唱。「皆さんよいお年をお過ごしください」との言葉で、3年目となった年末のビルボードでの夜を締めくくった。


この『KAZ Billboard Live 2025-2026 "Sweet Dreams"』は年をまたいで、1月15日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMA、1月19日に大阪・Billboard Live OSAKAで各2ステージ開催される。


























