BE:FIRST JUNON、急成長の俳優業で高まる注目 『THE FIRST』から『WIND BREAKER』までブレないマインド
12月5日公開の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』に、BE:FIRSTのJUNONが出演する。同作は連載から4年で世界累計発行部数1000万部を突破した同名漫画が原作の実写映画。JUNONが演じるのは、風鈴高校1年の杉下京太郎だ。街を守るために喧嘩をする集団・防風鈴に中学時代から出入りしており、総代の梅宮一(上杉柊平)を崇拝。基本的に無口だが、キレると一番予測不能で、長身かつ喧嘩も強く、“狂犬”として恐れられているキャラクターだ。
同作はJUNONにとって初の映画出演。そんなJUNONを起用した理由として、加茂義隆プロデューサーは「JUNONさんの持つ優しく柔らかなイメージとは対照的な“狂犬”杉下を演じていただくことで、既視感のない新鮮な印象を与え、大きな話題になると考え、オファーさせていただきました」と語っている。さらに、「とにかく『かっこいい!』と思いました。口数の少ないキャラクターでありながら、本編終盤で感情が爆発し、暴れまわる姿には思わずしびれました」とアクションシーンを絶賛(※1)。俳優として、上々の一歩を踏み出したのではないだろうか。
初の本格演技にして、しっかりと爪痕を残したJUNON。しかし、これまでの彼を見るとそれも納得だ。BE:FIRSTが誕生するきっかけとなったオーディション番組『THE FIRST』(日本テレビ系/Hulu)に参加した当初、JUNONはダンス、歌、ともに未経験だった。とりわけダンスに関しては、周りのレベルが高かったこともあり、苦戦していた印象がある。しかし、オーディション中に急成長を遂げ、SKY-HIも「驚くほどダンスの実力が伸びて、だから7人の中に入れられた」と語っていた(※2)。
彼が成長できたのは、単に才能があったからだけではない。並々ならぬ努力と、底抜けにポジティブな彼の人柄があってこそだ。2021年9月5日放送のラジオ番組『ACROSS THE SKY』(J-WAVE)内コーナー「IMASIA」にて、SKY-HIとs**t kingz・NOPPOがJUNONについて語ったことがあった。SKY-HIは「SOTAやRYUHEIとか、ずっとダンスをやっている人に対して『迷惑かけないようにしなきゃ』じゃなくて、目標とかライバルとしてちゃんと見られているところがJUNONの成長を裏付けている感じがします」、NOPPOは「ステップができないときも、落ち込むというより『とにかくやり方を教えてほしい』『僕は何回でも何千回でも練習するので』みたいな、すごく冷静なのよ。『ダメだ!』ってならなくて『これ、どうやればいいですか?』って」とオーディション中のJUNONの視座の高さについて言及していた(※3)。できない理由を探すのではなく、実現するためにはどうしたらいいのかを考えられるのは、間違いなくJUNONの武器の一つだろう。そしてそのマインドを持っているからこそ、初の映画出演でもプロデューサー陣から評価を得られたのではないだろうか。
「個人のお仕事をいただいた時は、いつもグループの活動に支障がないかを確認してから考えます」、「BE:FIRSTにとってマイナスにならないのであれば、やれることはやっていきたい」(※4)と語っているため、どうなるかは未知数だが、今後はJUNONが演技をする場面も増えていくかもしれない。そして何よりも「初めて現場に来た時に、監督とか周りの人がめっちゃいろいろ話してやっていて。こんなに役者もいろいろ考えて作っているんだなっていうのに、すごく感銘を受けたんですよ」とキャスト陣とのクロストーク動画(※5)で語っていたように役者として新たな刺激を受けたことで、アーティスト活動もより深く、豊かなものになっていくはず。今後のJUNONの姿に注目だ。
※1:https://www.cinematoday.jp/news/N0151658
※2:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22AFO0S1A021C2000000/
※3:https://news.j-wave.co.jp/2021/09/post-8419.html
※4:https://dot.asahi.com/articles/-/270829?page=1
※5:https://youtu.be/k2sekYBY4lc?list=PLizFMbnOjAaUD09i7al96qqONckAX9iiW

























