B'z、THE ALFEE、BUCK∞TICK、TUBE……全国ツアー開催、各地を賑わせているベテランバンドの力

BUCK∞TICKは音楽フェスにも意欲的に出演、TUBEは全40公演のロングツアー開催中

 10月16日より全国ツアー『BUCK∞TICK TOUR 2025 -ナイショの薔薇の下-』を開催中のBUCK∞TICKは、12月7日に香川・サンポートホール高松 大ホールでの公演を予定している。今年2月には映画『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World - Ⅰ』が公開されると、そのテーマソング「眩しくて 視えない」と「フリーダム フリーダム パラダイスロスト」を3月に配信リリース。10月にはシングル『渋谷ハリアッパ!』をリリースするなど、充実の活動でバンドの健在を示し続けている。

BUCK∞TICK /「渋谷ハリアッパ!」 MUSIC VIDEO

 ライブも4月から5月にかけて全国のライブハウスを巡る『BUCK∞TICK TOUR 2025 スブロサ SUBROSA』、その追加公演として東京・LINE CUBE SHIBUYA 6DAYSライブなどを開催。さらに『LUNATIC FEST. 2025』『サントリー オールフリー presents 氣志團万博2025 〜関東爆音パビリオン〜 powered by Epson』『BRAHMAN 30th Anniversary「尽未来祭 2025」』と、アーティスト主催の音楽フェスにも意欲的に出演を重ねてきた。12月29日の日本武道館まで続く『BUCK∞TICK TOUR 2025 -ナイショの薔薇の下-』は、今年BUCK∞TICKが積み重ねてきたライブの集大成となるだろう。

BUCK∞TICK / Live Blu-ray&DVD「TOUR 2025 スブロサ SUBROSA」Trailer

 デビュー40周年のTUBEも、現在ツアーを開催中。7月の神奈川・厚木市文化会館 大ホールからスタートした『TUBE LIVE AROUND 2025-2026 Keep On Sailin'』は、来年5月まで続く全40公演のロングツアーだ。12月7日には新潟・新潟県民会館でのライブを開催し、12月31日には『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への出場も決定している。今年はツアーだけでなく、恒例の横浜スタジアム公演や20年ぶりのハワイ公演など、アニバーサリーらしいスペシャルなライブを重ねてきたTUBE。これほど細かく各地の会場を巡るツアーをこのキャリアで開催するというのは、多くのファンから支持されている証左と言っていいだろう。キャリア総決算として、本ツアーは見逃せない。

TUBE 40th Anniversary Film

 本稿では4組のアーティストたちの今年の活動を振り返ってきたが、どのアーティストもライブを軸足とした活動を展開していることが窺い知れる。キャリアアーティストたちのライブ力が日本各地を賑わせ、盛り上げているのだろう。月並みな言葉だが、“継続は力なり”という言葉が真に迫るようだ。アーティストたちの続ける力に勇気を感じてほしい。

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