B’z、デビュー37周年 個々の活躍、ドームツアー、様々な競演……還暦を超えてもなお衰えることのない情熱
9月21日と言えばB'zのデビュー記念日。1988年にシングル『だからその手を離して』とアルバム『B'z』の同時発売でデビューした日本を代表するハードロックユニットは、今年デビュー37周年を迎える。今年は、B'zとしてはもちろん、松本孝弘、稲葉浩志それぞれのソロ活動も精力的に展開中。現在松本は64歳、稲葉は来たる9月23日に61歳を迎え、ともに還暦を超えたが、年齢を微塵ほども感じさせないアクティブな活躍ぶりを発揮している。
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今年は2月に『ap bank fes '25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜』にB'zとして出演し、6月には自身がオーガナイザーとして開催したロックプロジェクト『B'z presents UNITE #02』を開催。THE YELLOW MONKEYやONE OK ROCKといったロックバンドたちと熱い競演を繰り広げるなど、アーティストの横の繋がりを強調するような活動を重ねてきた。
9月14日には『UNITE #02』でも共演したONE OK ROCKの日本ツアー『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025』の大阪・ヤンマースタジアム長居公演に稲葉がシークレットゲストとして登場。ONE OK ROCKの楽曲「The Beginning」をともに披露したことが大きな話題を呼んだ。世代は違えど、日本ロックシーンの最前線で戦い続ける先輩/後輩だからこそ成し得た共演は、多くの音楽ファンに勇気を与えたはずだ。
【#Inaba NEWS】本日、9月14日(日)にヤンマースタジアム長居で開催された、ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025に、稲葉浩志がシークレットゲストとして出演しました!#ONEOKROCK #OORDETOX#KoshiInaba pic.twitter.com/dlFlLe4QZQ
— B'z (@Bz_Official) September 14, 2025
稲葉がゲストとして登場したのは、これだけではない。8月31日に山梨・山中湖交流プラザ きららにて開催されたフェス『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2025 30th ANNIVERSARY』での東京スカパラダイスオーケストラのステージにもシークレットゲストとして登場。さまざまなアーティストとコラボをしている東京スカパラダイスオーケストラのライブはゲストの登場が恒例ともなっており、今夏のほかのフェスにおいてもTAKUMA(10-FEET)や斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/TenTwenty)、尾崎世界観(クリープハイプ)らといったボーカリストをゲストとしてステージに呼び込んでいたが、稲葉の登場は完全なサプライズだった。
【#Inaba NEWS】本日、8月31日(日)に山梨県 山中湖交流プラザ きららで開催された、SWEET LOVE SHOWERの東京スカパラダイスオーケストラの出演ステージに、稲葉浩志がシークレットゲストとして出演しました!#スカパラ#ラブシャ#スペシャ#KoshiInaba pic.twitter.com/bIJehc7hYD
— B'z (@Bz_Official) August 31, 2025
このステージでの共演は、東京スカパラダイスオーケストラのニューシングル『Action (VS. 稲葉浩志)』がきっかけだったのは言うまでもない。B'zとして、普段はハードロック調のサウンドの中で歌うことの多い稲葉。スカのリズムとスカパラホーンズのきらびやかなサウンドの上に放たれる歌声はどこか新鮮でありつつも、稲葉らしさはもちろん健在。どんな楽曲、どんなサウンドにおいても個性が活きる稲葉浩志というボーカリストの圧倒的な才能と魅力を改めて提示する楽曲だ。
松本の活動も多彩だ。上記した『UNITE #02』では開催直前に健康上の理由で松本の出演辞退が発表されてファンから心配の声が上がったものの、ライブ全日程のアンコールで登場。その良好ぶりを示した。松本は、10月8日に阪神タイガースの90周年記念公式テーマソング「Tiger's Eye」をリリースする。阪神タイガースと言えば、2年ぶり7度目のリーグ優勝を史上最速で果たしたばかり。今後もクライマックスシリーズ、そしてその先の日本シリーズでの活躍にも期待がかかる。「Tiger's Eye」は、そんな阪神タイガースの背中をさらに強く押し出すようなアグレッシブな楽曲だ。























