乃木坂46 池田瑛紗、奥田いろは、冨里奈央、中西アルノ……5期生が示す“個”の力 ジャンルを超えて広がる可能性
奥田いろは
舞台の世界で躍進を見せているのが、奥田いろはだ。2026年上演の東宝ミュージカル『レイディ・ベス』への出演が決定し、演劇界でも注目を集めている。奥田は今、生田絵梨花や久保史緒里といった“舞台の乃木坂46”の系譜を継ぐ新星として、グループの新しい伝統を築いていくメンバーのひとりとなるだろう。
👑日生劇場2026年2・3月公演👑
ミュージカル『レイディ・ベス』
公演詳細決定!!🌟全キャスト
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🌟全国公演日程https://t.co/Jed1SYGAWA#奥田いろは #小南満佑子 #有澤樟太郎 #手島章斗… pic.twitter.com/f8UP42Q6az— 東宝演劇部 (@toho_stage) October 8, 2025
奥田は、2023年に上演されたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でヒロイン・ジュリエット役を演じ、確かな歌唱力と表現力で高い評価を受けた。凛とした立ち姿や清楚な雰囲気、そしてどこか憂いを帯びた眼差しが、舞台上で強い説得力を放っており、いつか必ず飛躍すると確信したのを今でも覚えている。厳しい稽古の中で磨かれる発声や身体表現の技術は、乃木坂46のライブでも確実に活きるはず。奥田のような本格派の存在が、グループ全体のステージクオリティを押し上げていることは間違いない。
冨里奈央
一方、映像の世界で存在感を放っているのが、冨里奈央だ。メンバーの岩本蓮加とのW主演ドラマ『ふたりエスケープ』(テレビ大阪/Lemino)では、地上波初出演にして初主演を務めた。漫画家の“後輩”役を演じた冨里の芝居には自然な呼吸があり、飾らない表情が魅力的。視線の揺れや、セリフの前に置かれるわずかな“間”が、キャラクターの心の温度を感じさせる。
そんな彼女の演技の基礎を支えているのが、舞台での経験だろう。セーラージュピターを演じた『乃木坂46“5期生”版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』では、舞台俳優としての集中力や感情表現を磨いた。限られた稽古期間の中で長台詞を身体に染み込ませ、歌やダンス、芝居を同時に成立させる経験は、確実に彼女の表現の幅を広げたはずだ。カメラの前でも、その時に培ったであろう“目線の芝居”が活きており、セリフがなくても心情が伝わってきた。
今年は小川彩と五百城茉央がともに地上波ドラマ初出演を果たし、井上和は2026年1月から放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)への出演を控えるなど、5期生メンバーは役者としての飛躍が目立ったが、冨里もまた新たな可能性を示してくれるはず。これからさらに出演作品を重ねていく中で、冨里がどんな物語を紡ぐキーパーソンとなっていくのか、その成長を見守りたい。
今、乃木坂46の中心にいるのは5期生と言っても過言ではない。歌や演技、アートや舞台など、それぞれの場所で磨かれた表現がグループ全体の可能性を拡げ、先輩たちが築き上げてきた土台の上で、自分たちの感性をもって新しい形を作り出している。彼女たちの挑戦は、次の世代が才能を伸ばしていくための新たなモデルケースとなっていくだろう。
※1:https://www.skyperfectv.co.jp/article/detail/3792?page=2

























