地方だからこそできる挑戦ーーfishbowl ヤマモトショウ×タイトル未定 ついま、両プロデューサーが語る地元に賭ける理由

fishbowlとタイトル未定、“同志”としてのリアルな関係性
――先ほど“戦友”というキーワードも出ましたが、お互いに意識していますか?
ヤマモト:意識はしますよね、やっぱり。タイトル未定の情報は常にチェックしています。(運営やプロデュースにおけるアプローチの)違いもありますし、最近のタイトル未定の東京でのライブのスタンスは変わってきたと感じていたりして。
ついま:そうですね。今は北海道をメインに動いているのですが、初期の頃は「隙あらば東京へ!」といった感じで、東京でたくさんライブをやっていましたね。僕も、fishbowlのことは常に意識しています。新メンバーが2人入った時に、経験者1人と未経験者1人で、2人ともタレント性もビジュアルもよくて、「こういうメンバーを入れたのはすごくいいな」と思って、どこかのタイミングでショウさんにも伝えた気がします。
ヤマモト:タイトル未定の音楽はもう「絶対にいい」とわかっているので、そこはリスナーとしてとても信頼しています。それ以外の、地方ならではの動きにもすごく興味があります。
ついま:その話で言うと、fishbowlメンバーが市長さんと写真を撮ったりコラボしているのを見て「すごいな」と思ってました。
ヤマモト:僕も、タイトル未定が新千歳空港の仕事をしていて「いいなあ」と思いました(笑)。空港ってメジャー感があって、画的にも開けた雰囲気があるじゃないですか。タイトル未定は飛行機にもたくさん乗っていてリアリティもあると思うんですよ。
――貴重なお話がたくさん聞けて、お二人の仲のよさも伝わってきました。
ヤマモト:意外と仲良いんですよ(笑)。近いことをやってる人がほかにいないですし、同じ感覚なのであれこれ言わずともわかるんですよね。
ついま:ショウさんは天才なので、僕はショウさんの話は3割ぐらいしか理解できていないんですけど(笑)。
ヤマモト:いやいや、そんなことはないですよ(笑)。
――少しありきたりな質問にはなりますが、お互いのグループの好きな曲はあったりしますか?
ヤマモト:いろいろなグループと共演させてもらっていますが、タイトル未定の曲は知っているし、すべてしっかりわかっています。でも、ライブやイベント毎に違うかもしれないですね。「今日はこの曲を聴きたい」とか。
ついま:僕は「朱夏」が一番好きですね。あと「踊子」も好きなんですが、あんまりライブでやってくれなくて……。
ヤマモト:夏は「踊子」、やりますよ! この前ツーマンライブをやった時に、タイトル未定の「鼓動」に、fishbowlがコーラスを入れるコラボをやりましたよね。その時に「鼓動」を何回も聴いて、あらためて「この曲はずるいな」「羨ましいな」と思いました。ああいうタイプの曲はうちのメンバーも欲しがっています。「鼓動」は本当にずるい曲だなと思いますね。そういえば、タイトル未定がfishbowlの「熱波」を歌ったこともありましたよね?
ついま:はい。バンドでやりました。
ヤマモト:本家よりも先にバンドで「熱波」を歌うという(笑)。でも本当に、タイトル未定には好きな曲がたくさんあります。
――もし、地方拠点アイドルが一堂に会するライブイベントが実現するとなったら、どんな形でやってみたいですか?
ヤマモト:僕ら2組はよく一緒にライブをやっていて、お互いの地域に行ったりもしているので、ちょうど真ん中、距離的に中間の地点でライブをやってみたいというのはありますよね。
ついま:地方を拠点にするアイドルが揃うライブイベントってありそうでないですよね。“地方拠点アイドル”という括りで集結するアイドルイベントはぜひやってみたいですね。
ヤマモト:地方拠点のグループの運営の方に会うと、「イベント、一緒にやりましょう」という話によくなるんですけど、実現させるには難しい部分もありますよね。東京でも地方拠点アイドルのライブをまとめて観られる機会があるといいなと思いますし、東京にも地方出身の方がたくさんいるわけだから、東京で郷土のアイドルに触れるイベントはきっといいものになると思います。
























