HANAという青春で出会えた“新しい自分” 7人だから表現できる『Blue Jeans』の自由と煌めき

HANAが出会えた“新しい自分”

HANAとして届けたい“青春を楽しむ大切さ”

ーーでは、ここからは「Blue Jeans」について聞かせてください。新鮮なラブソングに挑戦しましたが、早くもこんなに新しいHANAを見せてくれるのかと驚きました。

YURI:ラブソングだったので「難しいぞ」って最初に思ったのですが、恋人だけじゃなくて、友達とか家族とか、自分が愛する人に対して誰にでも当てはめられる歌だと思ったので、そういう意味でもいろんな方に聴いていただけるんじゃないかなと思います。

HANA / Blue Jeans -Music Video-
HANA / Blue Jeans -Performance Video-

KOHARU:私たちは『No No Girls』から出てきた、もともと自信が持てなかった人たちですし、今も100%持てているかと言ったらそうじゃないですけど、そうやって自信を持つという目標に向かって頑張る中で、恋愛とか友情をただありのまま楽しむこと、青春すること、自分を解放することがどれだけ楽しいのかを伝えられたらいいなと思って歌いました。

ーー 今のHANAだったら青春の楽しさを表現できるんじゃないか、それぐらい7人で積み重ねてきたものがあるんじゃないか、という想いもありますか。

KOHARU:もちろんです! 一生このメンバーで音楽と共に生きていくために、表面上だけじゃなくて、お互いの人生を知ろうみたいな時期だと思っていて。自分たちの目標に懸ける想いは以前よりもっと確かなものになっているし、どんな場面でも音楽に助けられているからこそ、音楽はずっと生きる理由だなって思います。目指すものがどんどん高くなっている最中なので、すごく楽しいし、青春ですね。

「私にとっての終わらないでほしい時間は“今”」(JISOO)

HANA 撮り下ろし写真

JISOO:私は学生時代は勉強を頑張っていたし、音楽を始めてからはずっと練習していたので、今まで青春をあまり感じたことがなくて。でも「Blue Jeans」を歌う時ってすごく幸せなんです。歌詞でも「絶対に終わることを知っている。けど、この幸せな時間が終わらないでほしい」という気持ちが歌われていて……私にとっての終わらないでほしい時間は“今”なので。この楽曲が青春そのものであり、私の大事な曲になりました。

ーーHANAとして青春を感じる中で、新しい自分に出会えているような感覚もありますか。

JISOO:毎日あります! 「Blue Jeans」はメンバーの声が重なってハモりとかもあるんですけど、一緒に歌う時すごく幸せなんです。MV撮影でもみんなのことをモニタリングしながら、「今まで私にとってこんなに愛しい人たちいたっけ?」と思うくらい、みんなのことが大好きで。そんな私はすごく新しいなって思いました。

「素直なことって大事」(MAHINA)

HANA 撮り下ろし写真

ーー素敵です。MAHINAさんはどう表現しましたか。

MAHINA:キュンキュンする、恋をしたいなと思わせてくれる歌詞がたくさんあって、それを私だったらどう表現するかなって考えた時に、YURIも言っていたけど、恋愛だけじゃなくて、家族や友達とかメンバーとか、ちゃんみなさんのこととか、心から愛している方を当てはめながら感情を込めました。ストーリーを自分の中で作ったりして、少女漫画のヒロインになり切って歌いました。

ーー「Blue Jeans」パフォーマンスビデオのビハインド映像で、MAHINAさんが「もともとファッションに疎かったけど、メンバーから教えてもらう中でどんどん好きになっている」と話されてたのが印象的で。いろんなものをたくさん吸収して得た刺激が、パフォーマンスに一番表れているのがMAHINAさんだと思うんですけど、いかがですか。

MAHINA:ここまで深く音楽と関わるとは思っていなかったし、HANAになってから環境も生活も全部がガラッと変わって、毎日が新しいことの連続で。メンバーからもらう刺激やエネルギーもたくさんあって、この先自分はどう成長していくんだろうって常に楽しみです。

ーーご自身の天真爛漫さや無邪気さがどんどん活かされている実感もあるんでしょうか。

MAHINA:うーん……素直なことって大事だなと思っていて。何かを感じたらすぐ顔に全部出すのが私の性格なので(笑)、それでよく言われるんじゃないかなって。でも、自分で(天真爛漫さを)感じたことはあまりなくて、言われて初めて気づきます。むしろメンバーのみんなの方がすごく天真爛漫だと思うんですけど……みんながキャッキャ笑っているところを見ると「天真爛漫だなぁ!」と思います(笑)。

「素直な自分を鏡で見れている」(YURI)

HANA 撮り下ろし写真

ーーYURIさんは「Blue Jeans」をどんな曲だと捉えましたか。

YURI:人って、1つハマった曲があるとずっと聴くじゃないですか。それからまた新しい曲を知ると自然に聴かなくなっていくと思うんですけど……ふと思い出して聴いてみた時に、この曲を聴いてた時に一緒にいた人のこととか、匂いや情景が全部思い浮かぶ曲だと思うんですよね。もちろん、ずっと聴かれてほしいんですけど、そういうことを思い出せる1曲になれたら嬉しいです。

ーーわかる気がします。DIESEL SHIBUYAで撮影されたパフォーマンスビデオでは、YURIさんが鏡の前で踊るソロシーンが印象に残りました。オーディション時、YURIさんは誰よりも鏡と向き合っていたイメージがあったんですけど、だからこそ堂々と鏡の前で踊っているソロシーンがすごく感動的で。ご自身ではどう感じましたか。

YURI:(鏡に写る自分に)だいぶ慣れてきたかなと思っていて。「無表情だな」みたいなことも今は思わなくなったので、鏡を見るのが怖くなくなりました。それは一番大きいかなと思います。

ーーそれによってパフォーマンスが変わった実感もありますか。

YURI:無表情な自分も素ではあったんですけど、今は前よりも嘘のない自分になれている気がしていて。素直な自分を鏡で見れているなって思います。「こうしよう」って決めると(表現が)固まるから、最近は何も決めていなくて。ただ楽しんでいます。

「自信のなさが出ていても、この曲は素敵だなと思えた」(CHIKA)

HANA 撮り下ろし写真

ーーでは、CHIKAさんはどのように表現されましたか。

CHIKA:歌詞の意味を考えれば考えるほど、すごく乙女な気持ちを感じて。恋愛にはちょっと疎いんですけど、こういう気持ちになるのかなって想像したり、友達とかHANAのみんなを愛する気持ちで歌おうと思いました。

 でも正直言うと「高音パートがないと上手く行かないんじゃないか」と思って、最初は自信がなくて。昔から歌う曲を選曲する時も、高音がある曲、盛り上がる曲、テンポが速い曲を積極的に選んでいたので、今回自分はどこを歌ってもダメかも……と思ってしまって。なので、強く張るだけじゃない歌い方をめっちゃ考えました。だけどレコーディングしていくと、みんながめっちゃ素敵で良すぎるから、たぶん私も大丈夫だな……みたいな(笑)。

MAHINA:めっちゃいいよー!

NAOKO:聴いてくださればわかると思う!

ーー「歌い方を考えた」ということですけど、どのように?

CHIKA:みんなのレコーディングをずっと見ながら「なるほど。こっちに(音を)抜くんや!」みたいなことに気づけて、できるところはアイデアを盗んだりもしました。弱さというか、自信のなさが出ていても、この曲は素敵だなと思えたので。

ーーまさに。“自信のない感じ”を自信を持って歌えているのが、今回のCHIKAさんの新しさですよね。

CHIKA:おぉ……めっちゃそうですね。今までなかなか挑戦したことないタイプの曲だったので、「こういう歌い方するんや」って自分でも驚きましたし、新しい私を出せたのかなと思います。

JISOO:私はこの曲を聴いて、CHIKAのパートをすごく楽しみにしていたんですよ。CHIKAには言ったことないかもしれないけど、私はCHIKAの出す低音も好きなんです。

CHIKA:えぇ!?

JISOO:だから「Blue Jeans」でどんな歌い方をするのか楽しみだったんですけど、レコーディングで聴いて素晴らしいなと思ったんです。みんなとはちょっと違う感じが好きでしたし、歌詞の意味をちゃんと伝えられている気がして。ぴったりだなと思いました!

CHIKA:ありがとう!

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