Number_i、衝撃の新曲「未確認領域」30秒でも伝わる物語性 平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太は次なる旅路へ

Number_i「未確認領域」30秒で伝わる物語性

 楽曲タイトルに絡めて“SNS宇宙先行配信”と、SNSで一部解禁された音源は30秒程度。メジャー調で全体的に明るめながら、ぶつ切りになるトラックにタイトルを繰り返すフレーズ、音源が切れる直前は音が一段とクリアになってガラリと雰囲気が変わるなど、たった30秒だけでも実験的な要素が垣間見える。過去のNumber_iの作品を踏まえても、今回も展開が多い楽曲になっていそうだ。

 『No.Ⅱ』のアルバム特設サイト(※1)にも、「未確認領域」のジャケット写真と同じような空が広がっている。サイトを開いた時にはある英文が浮かび上がるのだが、それが冒頭に記した一文だ。飛行機に搭乗した際に耳にするような、サイトを訪れた“乗客”に向けた案内文である。雲をかき分けて進んでいくように画面をスクロールすると、次第に視界が開けていき、そこに見えてくるものは――。これだけでも見たことのないどこかに向かっていくような物語性を感じられる。

 『No.O -ring-』から『No.Ⅰ』へ、『No.Ⅰ』から『No.Ⅱ』へ。そして、向かう先は「未確認領域」だ。『No.Ⅱ』は、Number_iの次なる旅路の始まりなのかもしれない。そんな彼らの旅に、私たちは誘われているようである。

 さて、どんな景色が見えてくるだろうか。まず、「未確認領域」の全貌が明らかになるのが1カ月後。未知を前にした時の緊張と興奮を抱えながら、シートベルトをきつく締めて待っていたい。

※1:https://tobe-store.jp/pages/no-two

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