中島健人が繰り広げるインタビューという名のショー 愛とリスペクトに溢れるケンティー流コミュニケーション

 中島健人が6月14日、レギュラーラジオ『京成電鉄 presents 中島健人のエヌトワ』(bayfm)に登場。5月22日に開催された国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』(以下、『MAJ』)にてレッドカーペットアンバサダーを務めた際の心境を振り返った。

 『MAJ』では、音楽業界を牽引するビッグネームたちが勢揃い。リスナーから「誰が一番緊張しましたか?」との質問が届くと、作曲家であり文化庁長官を担う都倉俊一、そしてレジェンドアーティスト・細野晴臣の名前を挙げる。とはいえ、そんな緊張をみじんも感じさせない安定感抜群のインタビューを繰り広げていた印象だ。

 また、リスナーが「ちゃんみなさんへのインタビューが好きすぎて、毎日YouTubeショート見てます」という文面を寄せていたことから、ちゃんみなへの印象についても言及。「ちゃんみなさんとはめちゃくちゃバイブス合った感じがしましたね」と答えた。そんな中島がちゃんみなにインタビューをする様子を収めたショート動画は、『MAJ』YouTube公式チャンネルのショート動画のなかで最も再生されている。

 レッドカーペットアンバサダーとしてフォーマルな質問を投げかける中島に合わせて、丁寧に答えていくちゃんみな。そのかしこまったやりとりが一段落すると、今度はちゃんみなが「いい声ですね」と親しみを込めた言葉を投げかけ、中島もすぐさまそのテンションに合わせて「ありがとうございます。『B級』いつも聴いてます」と楽曲についてコメント。そんなフレンドリーな返しにちゃんみなも「ありがとうございます!」と言いながら「B級」のおしりを振るダンスを披露。すると、中島も「めっちゃ好きです! 大好き!」と一緒におしりをフリフリ。「今度一緒に踊りましょう!」という中島に、ちゃんみなも「また、ケンティー!」と笑顔を浮かべて手を差し出し、中島も「Oh!See you soon」と最後はハイタッチをしてみせるのだった。

 この一連のやりとりには、中島のインタビュアーとしていい緊張感を持った仕事ぶりと、人として心の距離感を縮めていく喜びが詰まっているように感じた。そして、この自然かつ微笑ましい緊張と親しさのメリハリを生むことができるのは、中島の持つ真面目な人間性と華やかなアイドル性があってこそ。もはや、インタビューという名のショーと呼びたくなった。

 そんな心地よい中島のインタビューから滲むのは、相手への愛とリスペクト。ラジオでも「僕、もともとちゃんみなさん聴いてて。『B級』とかすごく大好きで。『ハレンチ』っていう曲だったりとか、もうめちゃくちゃ好きな曲いっぱいあるんですけど。『いつかご一緒できたらいいな』って思ってたんで」と改めてちゃんみなと会えた喜びが伝わってくるようだった。

 もちろん、そんなちゃんみなからも「ケンティー」という愛称で呼ばれるというのも、中島の活躍に対して愛とリスペクトが寄せられている証拠。表現者としてお互いに刺激をもらい合っていることが見える。言葉を引き出しながら、人間的な魅力を引き出されるからこそ、中島のインタビューは何度も見たくなるのかもしれない。

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