PSYCHIC FEVER、『PSYCHIC FILE Ⅲ』では大きな挑戦も U.S.ツアーの成功など世界中を飛び回るグループの現在

「PROMISE」で示すファンへの想い
――「PROMISE」の歌詞は全部英詞で、PSYCHIC FEVERの今の状況がここにも表れているなと。
中西:「PROMISE」はファンソングなんですが、歌詞としてもサウンド的にもハッピーになれる感じがします。2年前にリリースした「ForEVER」もファンソングで、それを経ての「PROMISE」っていう流れですね。「ForEVER」は日本語詞で、この2年でいろいろな国でパフォーマンスさせていただく経験が増えたので英語バ―ジョンを作ろうかっていう話も出たんですが、全編英詞の新曲に挑戦することになりました。「PROMISE」はタイのプロデューサーのNINOさんが作ってくれて、これまで何度もご一緒してきた方ですし、僕たちのタイでの活動を踏まえて歌詞を書いてくださって。ファンの方たちと一緒にこれからも高みを目指して歩んでいきましょうっていう思いが込められています。

――PSYCHIC FEVERの曲の中でもかなりポップで元気なサウンドですよね。
中西:そうですね。僕たちとしては珍しいサウンドですし、ライブ映えしたらいいなと思ってます。「ForEVER」を歌う機会はあまりなかったんですが、「PROMISE」はサウンド的にもセットリストに入れやすいのでいろんなところで歌っていきたいですね。
半田:ラップじゃなくてボーカルパートを担当させてもらったのがすごく楽しかったです。個人としての幅が広げられた気がしたので、これからももっといろいろなことに挑戦していきたいなって思いました。
U.S.ツアーでの大きな経験をグループの糧に

――2月に初のU.S.ツアーを行って大盛況だったわけですが、どんな経験になりましたか?
中西:本当に行ってみないとわからないことばかりでしたね。ありがたいことに「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」が世界中に広まったことでU.S.ツアーができて、「こんなにたくさんの方が僕たちの楽曲を聴いてくれてるんだ」っていう嬉しさを実感しました。日本語の歌詞でも現地の方たちが、みんな覚えて歌って踊ってくれてる姿を目の当たりにできて、国境や言葉の壁を超えてエンタテインメントは広がるんだ、繋がれるんだって感じました。そう感じる瞬間をもっと増やしていけるように頑張ろうと思いましたね。
剣:ひとつの目標だったU.S.ツアーが叶ったことは、アーティストとしても個人の人生としてもすごく大きかったです。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」によって生まれたチャンスをつかむことができたことで「自分は今U.S.ツアーを開催しているんだ」っていう実感がすごくあって。PSYCHIC FEVERには可能性しかないなって思いました。僕たちはデビューから3年が経ちますが、点と点が繋がって線になっていった中で、また大きな点を作りたいと思っています。U.S.ツアーはその大きな点になったんじゃないかなって思います。楽曲をはじめ、クリエイティブ面にもその経験は反映されていますし、応援してくださるファンの方のエネルギーが自分たちの原動力になっているんだっていうことも強く感じましたね。
半田:会場ごとに違う方が見に来てくれたことがすごく嬉しかったですね。個人的には日本でのツアー、アジアツアー、U.S.ツアーと、感覚的には変わらずに向き合えたことが一番良かったと思ってます。USでも変に気を張り過ぎずに、これまでやってきたことをぶつけようっていう気持ちで挑めたことで自然と成長できたところもあるのかなって。JIMMYくんと椋雅くんがライブのために楽曲をアレンジしてくれて、すごく頼りになるなって思いました。チームとしてレベルアップできた気がしましたし、他のメンバーは振りを付けたり、ボーカルチームはアカペラで歌を披露したり、それぞれの役割の部分でも成長できたU.S.ツアーになったのかなと思います。
渡邉:実際にUSでこれだけの人が僕たちのことを知ってくれださっているんだっていうことを実感できたのは大きな収穫だと思います。一緒に歌ったり踊ってくださる方も多くて、本当にダンスや歌が好きなんだなって知ることができたので僕たちも気合が入りましたね。個人的にはビートボックスを試行錯誤しながら6都市を周って、ぶっつけ本番でいろいろな技や組み合わせに挑戦して学ぶことがたくさんありました。『EVOLVE』ツアーでも新しいビートボックスを見せられたらいいなって思ってます。
JIMMY:ブルーノ・マーズのバンドのThe Hooligansのジョン(・フォシット)がU.S.ツアーを手伝ってくれたんですけど、『EVOLVE』ツアーも手伝ってくれるんです。ジョンから学んだことはたくさんあって。「ジョンがこのプラグインを使っているなら、これがあればアメリカのライブの音に近付けるんだ」って思ったり。U.S.ツアーと同様、僕と椋雅くんがSEやダンストラックを作るので、『EVOLVE』ツアーではさらに進化させた音源を聴かせたいですね。今回はほぼ自分たちで作ろうと思ってて、オープニングSEから始まって、最後のトラックも今、椋雅くんと一緒にスタジオにこもって絶賛制作中です。自分たちとしても大きな挑戦ですし、どういうツアーになるかが楽しみですね。
中西:始まるのが楽しみですね。音楽に向き合う時間はアーティストとしてすごく大切ですし。与えられたものを100%やることも大事ですが、自分たちの思いを乗せることでファンの皆さんへの伝わり方が変わってくると思っていて。僕たちが作ったものに対してファンの皆さんがどんな反応をしてくれるのか、ワクワクドキドキしながら本番を迎えたいですね。


















