サザン歴代楽曲エピソード、米津玄師の意外な一面、ミセスの苦悩……『初耳学』で語られる3組の貴重なトーク

 6月15日に放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)はトップアーティストSPとして、これまでの放送の中で司会である林修の心に残った3組のインタビューが放送される。サザンオールスターズの桑田佳祐、米津玄師、Mrs. GREEN APPLEという錚々たるラインナップだ。普段はトークバラエティで見かけることのないアーティストの思考や発想を、林が紐解いていく内容が好評を博しているわけだが、そのインタビュアー本人が選んだ3組なのだから、トークの中でも特に印象深い場面が再び放送されるに違いない。

トップアーティストSP✨サザンオールスターズ 桑田佳祐&米津玄師&Mrs. GREEN APPLE

 今年4月13、20日の放送回に出演したのは、サザンオールスターズの桑田佳祐。約10年ぶりのオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』のリリースを経たタイミングでの出演だった。しかし、番組内では新作にまつわることだけでなく、「希望の轍」をはじめとした歴代の代表曲についての貴重なエピソードが満載。また、デビューから47年にわたって音楽シーンのトップに君臨していながら「フロントに立つタイプではない」という桑田が自己像に言及したり、林の無茶ぶりでトークの感想を“即興の生歌唱”という形でリクエストするなどレア一幕もあり、話題となっていた。

 サザンオールスターズは先日、久しぶりの全国ツアーを完走したばかり。その余韻に浸りながらアルバムについて回想するという意味でも、今回の再放送は意義深いものになるはずだ。語られる貴重な証言はすべてが永久保存版だろう。

 
 
 
 
 
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 2024年9月15日に番組に登場したのはMr. GREEN APPLE。今の音楽シーンの最重要バンドのひとつと言っていい存在だろう。これまでも彼らはトーク番組やバラエティ番組を含めてさまざまなメディアに積極的に出演し、音楽以外の場面でも存在感を示しているが、『初耳学』の出演時はアーティストの精神性に迫る貴重な証言が多かったように思う。譜面の読み書きができないという大森元貴(Vo/Gt)は、1人で制作した楽曲データを若井滉斗(Gt)と藤澤涼架(Key)に送り、2人はその音源をもとにアレンジを行っていくという楽曲制作のアプローチが語られ、多くのヒットソングの誕生の背景を窺い知ることができた。

 また、このインタビューでは2020年の活動休止期についての内容も語られた。当時は多くの仕事をこなす中で抱いた“自分が消費されていく恐怖心”を感じていたのだといい、その言葉を踏まえるとこれまでリリースされた楽曲たちにも新たな奥行きが生まれる。ここからも続くであろう彼らの時代を追う上で、今回の放送も見逃せない。

 
 
 
 
 
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