SixTONES、カップリングに“隠れた名曲”あり? 15thシングル『BOYZ』「怪進撃」「So What」の挑戦
SixTONESが、6月4日に15thシングル『BOYZ』をリリース。TVアニメ『WIND BREAKER Season 2』(MBS/TBS系)のオープニングテーマとなっている表題曲のほか、初回盤A、Bにはメンバーのソロ楽曲、通常盤には前シングル表題曲のリアレンジ「バリア -Sweet Retro Soul Remix-」が収録されている。
加えて、本作の通常盤に新曲として収録されているのが、「怪進撃」「So What」の2つのカップリング曲だ。
まず、「怪進撃」はボカロ曲のような印象を与える楽曲。キラキラと星が舞うようなポップなトラックに乗せて、〈恋怪獣の怪進撃 恋敵を蹴散らして/そうどんな武器でも倒せない〉と、ライバルを倒して大好きな〈キミ〉の心を射止めようとする〈オレ〉の一途な恋心が歌われている。ボーカルエフェクトのかかったメンバーの歌声が矢継ぎ早に紡がれ、その疾走感も〈もう誰も止める事出来ない〉あふれる感情を表しているようだ。
SixTONESはこれまでにも、1stアルバム『1ST』収録の「うやむや」など、ボカロテイストの楽曲に挑んできた。「怪進撃」と同じくシングルのカップリング曲でいえば、5thシングル『マスカラ』に収録された「フィギュア」も挙げられるだろう。本曲はyamaの「春を告げる」の作編曲も務めたボカロP・くじらによる提供曲(名義はWhale Don't Sleep)。「フィギュア」では〈そんなうまくいくもんじゃない〉と虚無感に襲われる自分を描きつつ、〈後悔のない生き方で進もう〉〈ショーウィンドウに並ぶ僕ら/代替不可であれよフィギュア〉と、人生における前向きなメッセージが込められている。軽快なメロディも相まって、また前を向こうと思わせてくれるような一曲だ。
YouTubeで公開されている「フィギュア」のMVは、楽曲の雰囲気に合った全編アニメーション。アイドルグループのMVといえばメンバー本人が出演することが大半だと思うが、そうはしないあたりに「純粋に音楽を届けたい」という彼らの姿勢が伝わってくる。




















