Travis Japanはいつも共にある 川島如恵留の復帰を心待ちにしていたメンバーの絆と愛情
2024年12月より体調不良のため活動を休止していたTravis Japanの川島如恵留が、5月17日から活動再開することを発表した。さらに、川島は6月7日、8日に開催される『Travis Japan Concert Tour 2025 VIIsual』のLaLa arena TOKYO-BAY公演への出演も予定している。
復帰を心待ちにしていたのは、当然ファンだけではない。グループのリーダー・宮近海斗は自身のX(旧Twitter)にて、「待ってたよ、おかえり/早く一緒に歌って踊ろーね!」と喜びのポスト。メンバーの松倉海斗もInstagramのストーリーズに、7人で円陣を組み、手を合わせている写真に7色のハートと「おかえり」のメッセージを添え、嬉しさを表していた。
川島といえば、Travis Japanの最年長であり、グループをまとめるしっかり者として知られ、グループへの愛情は人一倍大きい。本稿では、川島自身のこれまでの歩みを振り返るとともに、彼が不在だった期間のグループの活動もおさらいしたい。
アイドル活動に学業、どちらにも全力を尽くすストイックな人柄
グループ加入前からバク転やバク宙など華麗なアクロバットを得意とした川島は、ハイクオリティなダンスを強みにするTravis Japanでも並外れた身体能力でグループを支えてきた。公式YouTubeで公開された「Travis Japan【ガチダンスバトルに参戦🕺】海人と如恵留が参戦!」では、中村海人とともにダンス世界大会の日本最終予選に参戦した様子を公開。高いダンススキルを披露するだけでなく、ダンスによってもたらされる人と人との交流やそこで生まれるリスペクトだけでなく、彼がダンスカルチャーをこよなく愛していることが窺えた。
パフォーマンス面でグループを支える立場でありながら、青山学院大学にて学業に励んでいたインテリでもある川島。母校の青山学院大学のYouTubeチャンネル『青学TV』では、同級生だったYouTuber・水溜りボンドのカンタとともにキャンパスを訪れ、OBとして現役大学生にアドバイスする姿が映し出されている。在学中はアイドル活動と学業、どちらもストイックに取り組んでいた川島ならではの思考が垣間見える印象的な動画となっている。
ともに闘い、自分を変えてくれたメンバーに抱く、深い信頼と愛情
そのストイックさは己のみならず、グループやメンバーにおいても同様に貫いていることが随所から伝わってくる。2024年の全国ツアー『Travis Japan Concert Tour 2024 Road to Authenticity』では、川島が総合演出を担当。激しいダンスナンバーを後半に立て続けに持ってくるセットリストからは、このメンバーなら、自分たちなら絶対にやり遂げられるという強い信頼が表れていたように感じる。
結成当初はそんなストイックさがゆえ、メンバーから刺々しい印象を持たれたり、なかなか息の合わない時期があったという。しかし松田と松倉の加入をきっかけに、少しずつ閉ざしていた心を開き、素直な自分を曝け出すことができるようになったと、『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で胸の内を語っていた。
パフォーマンスに対する真摯な姿勢や、最高なものをファンに届けたいという気持ちは、メンバー全員に共通するもの。海外留学やダンスの世界大会出場など、数々の偉業を成し遂げている彼らだが、その分悔しい思いをする経験も多かったはず。川島にとって、苦楽をともにし、自分自身を変えてくれたメンバーだからこそ、格別な想いを抱えているのだろう。