Travis Japan「Would You Like One?」、7人とファンの総合力でチャートイン　グループの魅力を濃縮した1曲に

Viral Chart Focus

　Spotifyの「Daily Viral Songs（Japan）」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの5月14日付のTOP10は以下の通り（※1）。

1位：Jackson Wang「GBAD (Number_i Remix)」
2位：Jack Black「Steve's Lava Chicken」
3位：AiScReam「愛♡スクリ～ム！」
4位：JO1「BE CLASSIC」
5位：Travis Japan「Would You Like One?」
6位：BE:FIRST「夢中」
7位：Betty Boy「CHARAI」
8位：MEOVV「HANDS UP」
9位：ITAB S IMP SONS「Tokyo Night (feat. IRIKICHI & Kody)」
10位：Zumi「Flower」

　Travis Japanの新曲「Would You Like One?」がSpotifyバイラルチャートで注目を集めている。4月28日にデジタルシングルとしてリリースされたこの楽曲は、配信直後からSNSを中心に話題を呼んだ。明るくポップなサウンドと親しみやすい世界観が、幅広いリスナー層の共感を呼んでいる。

　楽曲の最大の特徴は、食べ物をモチーフとしたユニークな歌詞と軽快でファンキーなビートが織りなすポップな空気感にある。〈いただきます！〉や〈召し上がれ〉など、日本語ならではの表現が散りばめられており、思わず口ずさみたくなるようなキャッチーさと、日常の中の楽しさを切り取ったような軽やかさが魅力だ。自然と体が動き出すようなリズムと笑顔を引き出すポジティブなムードは、グループがこれまでに築いてきた明るいイメージともマッチしている。

　この楽曲は、5月1日より全国公開された映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の主題歌として起用された作品でもある。映画のストーリーが「どんな困難な状況でも楽しんで前に進もう」というテーマを内包していて、楽曲もその方向性にリンクしているように感じられる。同映画ではメンバーの松田元太が主人公でもあるらいおんくんの声優を務めており、グループとして作品に深く関わっていることも注目ポイント。音楽と映画の両面でグループが登場することで、より広範囲な層にリーチする仕掛けとなっている。