ENHYPEN「表情とセリフがセットのほうが難しい」 『DESIRE : UNLEASH』コンセプトシネマで挑んだ演技を語る

ENHYPENが5月27日、6thミニアルバム『DESIRE : UNLEASH』のコンセプトシネマ上演イベント『DESIRE Concept Cinema Premier Event In Japan』を開催した。
イベントは2部制で、第1部と第2部あわせて計1056名が来場。大勢のENGENE(ファンの呼称)に見守られる形で行われた本上映会。本稿では、第1部の模様をレポートする。
「お久しぶりですね!」「久しぶりだねえ」とENGENEに声をかけながら、スクリーン前の特設ステージに姿を現したENHYPENのメンバーたち。NI-KIが「きてくださりありがとうございます」と言葉を発すると、SUNOOも続いて「後ろのENGENEにも見えていますか?」と会場後方にいるENGENEを気遣う言葉をかけ、7人全員で「よろしくお願いします!」と挨拶した。


このイベントでは、5月12日に公開されたコンセプトシネマ『DESIRE Concept Cinema』をENHYPENのメンバーとファンがともに鑑賞することになっているが、まずはメンバーがファンとの交流を深める“Q&Aコーナー”へ。事前にファンから募集した質問内容に、7人がそれぞれ回答した。
まず、今作ミニアルバムのなかで好きな曲を問われると、JAYは自身がプロデュースや作詞などに携わった「Helium」だと即答。彼は「たくさん聴いてください」と、親指を立ててサムズアップをしながら楽曲をアピールした。JAYの挙げた「Helium」には、ほかのメンバーからも「いい曲」「おすすめ」とコメントが。JUNGWONやHEESEUNGが同曲の名を挙げると、JAYは嬉しそうな様子を見せる。SUNOOとSUNGHOONは「Flashover」を挙げたほか、JAKEは「Loose」、NI-KIは「Loose (Korean Ver.)」を挙げ、今作への期待値を高めた。




コンセプトシネマの演技指導で特に印象に残っているアドバイスについては、HEESEUNGがマイクを握った。彼は「今回僕はあまりセリフが多くなく、表情演技がたくさんありました」「ワインを飲むシーンがありましたが、グラスを傾けて飲む、その角度をとても細やかに指導いただきました」と、撮影秘話を語る。すると、JUNGWONなどから「(HEESEUNGが撮影時に飲んだのは)ジュースでしたよね」「甘いやつ!」とツッコミが入り、観客の笑いを誘った。



また、セリフの有無で演技の難易度が変わるかという質問に対しては、SUNOOが回答。彼は「当然、セリフがあるほうが難しいと思います」「セリフがあると、そのセリフも声で感情表現をしなければならないし、より深い演技を求められるので、表情とセリフがセットのほうが難しい」と持論を明かす。SUNOOはメンバーから求められ、今回のコンセプトムービー内でも使われている「早くきたね?」(「빨리 왔네?」)というセリフを実演。SUNOOが恋人に語りかけるようにセリフを発すると、歓声が聞こえてきた。



コンセプトシネマに関するクイズも行われた。映像に関する出題にENGENEが手でマルバツを作って回答するというもので、「SUNOOがエレベーターで押したのは6階のボタン?」といった、映像を事前に何度も繰り返し確認していないと答えられないような難易度の高い問題が次々と繰り出された。NI-KIの「映像をどれくらい真剣に観たか確認しようと思います」という言葉でスタートした同コーナーは、楽しみながらも真剣に挑むENGENEと、その姿を見守るメンバーのさまざまなトークで、終始和やかな雰囲気のなかで終了した。
最後に、今作のコンセプトシネマをENHYPENのメンバーとENGENEが一緒に鑑賞する時間へ。7人は客席に向かうと、スクリーン前に押さえられていた彼らの指定席に着席。ファンの歓声を受けながら、約9分のコンセプトシネマを大スクリーンでじっくりと味わった。“Desire”=“欲望”をテーマにヴァンパイアの物語として描かれた今回の映像は、各シーンの映像美のなかにシリアスさやミステリアスな雰囲気、ファンタジックな要素が絡み合い、まるで一本の映画のよう。とても10分弱の映像とは思えないほど見応えと満足感があり、観客からは「最高!」との感想が相次いで沸き起こっていた。
イベントの最後には、メンバー一人ひとりがENGENEに向けて言葉を紡いだ。JAYは「コンセプトシネマを日本でこうやってオフラインで披露できてうれしい」とコメント。SUNNOは「ENGENEの皆さんと一緒にゲームをしたり、クイズをしたり、とても楽しい幸せな時間でした」と、今回のイベントを存分に楽しんだ様子だ。JUNGWONは「こうして近くでENGENEの皆さんと会えて嬉しかった」「こういう機会が増えたらいいなと思う」「風邪などひかないように気をつけて、夏のスタジアムツアーの時にまた会いましょう」と気遣う。SUNGHOONは「新しいミニアルバムの活動も本当に楽しみにしていて」と約2週間後に控えるカムバックに期待の高まる言葉を残すと、JAKEも「たくさんの関心、期待を寄せてください。スタジアムツアーで来日しますので、その時までどうか元気でいてくださいね」とコメントし、今夏ツアーでの再会を約束した。「このイベントがあるということを口実にENGENEと会えて楽しかった」と語り始めたHEESEUNGは、「(イベントが)とても嬉しかったし、幸せでした」「カムバック、頑張れそうです」と微笑む。最後にマイクを取ったNI-KIは「日本のENGENEとコンセプトシネマを一緒に観ることができて、楽しい時間でした。カムバックまであと2週間。カムバまで元気でいてください」と言葉をかけ、会場から立ち去る最後の瞬間までファンに手を振ってイベントを終えた。








































