JO1 佐藤景瑚ソロ楽曲の中毒性の高さはファンを超えてーーKEIGO「BANANA」バイラル首位獲得

 「BANANA」という楽曲の魅力は、何といってもその中毒性の高さにある。HIPHOPを軸にしながらも、サビでEDMとEBMが混ざり合ったような、癖になるダイナミックなビートに展開するダンサブルなナンバーであり、ビートで一気に押し切るダイナミックなアップチューンだ。しかしながら、途中で一転しメロウなメロディを聴かせ、長めのトーンまで印象付けるパートが出てきて、佐藤のリズム感とボーカル力の両方が堪能できるのが聴きどころ。また日本語、英語、韓国語が使われている歌詞にも注目したい。〈俺のお通り〉〈ノンストップで爆けるStory〉など、ちょっと強気のレペゼンともとれるヒーロー像を描いた後、サビ前に〈バナナガワッソヨ〉(バナナが来ました)という韓国語を入れ、サビは一定のリズムで〈Banana〉と繰り返す。バナナを擬人化したユーモアにあふれた内容だが、しっかりポジティブなメッセージ性も表現しているあたりには、佐藤のJO1としてのDNAを感じる。

 「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、「BANANA」という楽曲には、好きなものをDoleのプロモーションも含み、大規模なエンターテインメントに引き上げた佐藤の実力と気概が詰まっている。

 昨日5月26日にはこれに続いて川尻蓮「DAYBREAK」、白岩瑠姫「ひまわり」、木全翔也「easy life」、大平祥生「Melak」の一斉配信がスタート。今後も楽曲が順次配信されていく予定だ。これらのソロ楽曲を通じて、JO1というグループがアップデートを続けていること、そしてそれが彼らの新たな可能性になっていることを確認できるはずだ。

※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-05-21

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