JO1、TAEMIN、BOYNEXTDOORらが躍動 気鋭の新人からレジェンドまで集結した『KCON JAPAN 2025』DAY2レポ

JO1ら登場『KCON JAPAN 2025』DAY2レポ

 CJ ENMが2012年から開催し、今年で13年目を迎える世界最大級の韓国カルチャーフェスティバル、『KCON』。その日本公演となる『KCON JAPAN 2025』(以下、『KCON』)が、5月9日から11日にかけて千葉・幕張メッセで開催された。今年のテーマは「KLOVER’S CLUB FAIR」。その文字通り、K-POPと韓国文化を愛する世界中のファン(K-LOVER)がこの祭典を楽しんだ。本稿では10日に行われた同フェスの目玉である「M COUNTDOWNステージ」の模様をお届けする。

 オープニングアクトの位置付けとなるPRE SHOWには、昨年デビューしたばかりの5人組ガールズグループ RESCENE、リブートオーディション番組『シングアゲイン3』(JTBC)に出演していた歌手のソ・スビン、さらにはK-HIPHOPシーンを牽引するラッパーのpH-1、BIG Naughty、lIlBOIが出演。初々しくも堂々としたパフォーマンスで初見の心を掴んだRESCENE、手を振る観客に丁寧に手を振り返す愛らしさを見せたソ・スビン、その一瞬は会場がまるでクラブと化したラッパーコラボ……と、この日限りの熱いステージを繰り広げた。

 本公演の開幕を告げたのは、2組による華やかなカバーパフォーマンス。iznaはTWICEの「SIGNAL」を、P1HarmonyはEXOの「Overdose」を披露し、予想外のカバー選曲に会場ではどよめきが起こっていた。

 今回、2日目のMCを務めたのは、ZEROBASEONEのSUNG HAN BINとBOYNEXTDOORのJAEHYUN。ともにグループのリーダーであり、音楽番組『M COUNTDOWN』(Mnet)でもRIIZEのSOHEEを含むトリオで一緒にMCを務めていた仲良しな2人だが、『KCON』でMCを一緒にするのは初めてとのこと。ときにジョークも交えつつ、抜群の呼吸でイベントを進行していた。

 ここからは、グループごとのステージが始まる。トップバッターを飾ったKep1erは、6thミニアルバム収録曲「TIPI-TAP」に続き、4月30日にリリースした日本デビューEPのタイトル曲「Yum」を披露。タイトなサウンドにキレのいいダンスが光る、Kep1erらしさ満載の1曲だ。

『KCON JAPAN 2025』M COUNTDOWNステージ 「KCON JAPAN 2025」 © CJ ENM CO., Ltd, All Rights Reserved
Kep1er

 バトンを受け取ったDXTEENは、この日がデビュー2周年記念日。3日前(5月7日)にリリースされたばかりの新曲「Tick-Tack」で元気にステージに上がった。金髪がよく似合う福田歩汰は、「緊張したけど皆さんの顔を見たらすぐにリラックスできました」と笑顔でトーク。淡い青色のセットアップがよく映える爽やかな楽曲「First Flight (Korean Version)」でステージを後にした。

 再度登場したMCの2人が場を盛り上げていると、突如JAEHYUNが「ちょっと待ってください、何かサインを受け取りました」と床下に意識を向け始める。直後、純白の衣装に身を包み、“leading the future of K-POP”(K-POPの未来をリードする)という紹介で登場したiznaは、グループ初のデジタルシングル「SIGN」を披露。ラストには代名詞とも言えるデビューEP『N/a』リード曲「IZNA」で実力派次世代グループの風格を見せつけた。

 BOYNEXTDOORは、MCでもJAEHYUNが自称していた通り、「Nice Guy」で登場。JAEHYUNは「覚えていますか? 昨年のKCON JAPANで初めてご挨拶した僕たちのことを」「僕たちが日本で正式デビューして、1年でたくさん成長したと思います」と日本でのキャリア1年目を振り返る。また、LEEHANが「『No Genre』が3日後に公開されます」と4th EPを紹介すると、レザージャケットが目を惹くTAESANが「僕がネタバレしてみましょう!」と1フレーズ歌い出そうとし、「ダメダメ! 頭おかしいんじゃないの!?」とメンバーに慌てて止められる場面も。“隣の少年たち”の名の通り、デビュー当初から変わらない――いや、むしろアップデートし続ける親しみやすい空気感に、思わず客席からも笑いが溢れる。6人は「Serenade」でステージを自由に歩き回り、サインボールを客席に投げ込むと、これまでも歌いこんできた「Earth, Wind & Fire」でパフォーマンスを締めくくった。

 今回の『KCON』は、Mnetの30周年記念を祝うイベントでもある。中盤に行われた「K-POP GENERATION STAGE」では、30年間、さまざまなエンターテインメントに目を向けて番組/イベントを企画してきたMnetの歴史のなかから、『STREET WOMAN FIGHTER 2』(Mnet)がフィーチャーされ、ミッション曲であり、ダンサー/振付師のBada Leeによる「Smokeチャレンジ」が一躍話題となった「Smoke」(Dynamicduo、Lee Young Ji)をKep1erがカバーし、会場も大いに盛り上がった。

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