timelesz 橋本将生はラジオでも輝く 絶妙なトークのバランス感覚と声の心地よさ
心地よさを届ける声と人柄
しかし橋本の魅力はツッコミとイジられキャラだけではない。注目すべきは、周りが見えている冷静な判断力と配慮にあるのではないだろうか。
さらに遡って5月5日の『レコメン!』では、猪俣周杜と橋本の2人で登場。彼らの日常そのままかのようなわちゃわちゃ感を見せ、楽しませてくれた。
しかし、その翌週の放送で新アルバム『FAM』に収録される新メンバー5人で歌詞を考えたという楽曲「君へ」について、「将生が(歌詞や意見を)まとめたんだって?」と振られた際には自身の貢献を「ちょっとだけ僕の関わる時間が多かった」と表現したことからも、仲間を立てる奥ゆかしさが感じられた。
芸能界の先輩でもある年上メンバーに対しては敬意を払いつつも、愛される弟のような顔を見せ、同年代の仲間とは気兼ねなくじゃれ合う。相手や状況に応じて柔軟にコミュニケーションスタイルを変化させられる点こそ、橋本の強みだろう。
ラジオで伸び伸びとした姿を見せる一方、バラエティ番組では初々しさを見せている。5月7日に放送された『限界!!ご褒美ガール』(フジテレビ系)で、バラエティ単独出演を果たした橋本。共演した藤本美貴から「なんかすごい真面目で、もうちょっと適当にやった方がいい」、池田美優からは「うん、硬いよね! 硬い!」と評されていた。このギャップこそが、視聴者に親近感と「応援したい」という気持ちを抱かせているように思う。
場を和ませるムードメーカーでありながら、同時に会話を的確にリードし、リスナーが置いてけぼりにならないように配慮できる。そんな面は、『タイプロ』期間中、team KIKUCHIでのドライブのシーンで、片鱗が見えていた。大先輩でオーディションの審査員でもある菊池に対して、「風磨くんは、テレビ番組とかバラエティとか自分のターンが来たときに何を考えていますか?」と質問を投げかけたり、菊池が仕事が少なかった時期のエピソードを明かした際に「照れるよね」と言うとすかさず「照れますね」と答えるなど、番組の見どころを作っていた。
そして何より、優しさが伝わってくる声色と話し方が心地よい。ぜひ一度聞いてみてほしい。橋本のラジオでの活躍は、これからも多くのリスナーに笑顔と、さらなる成長への期待を届け続けることだろう。























