SixTONES、10周年配信の裏側から感じる6人の絆 些細なことも宝物になる特別な関係性
そして、「これぞSixTONES!」という彼ららしいエピソードが。生配信の翌日には、メンバー全員で食事会を開いたのだという。6人で時間を合わせ、仕事で遅れて参加予定だった松村も奇跡的に開始に間に合い、さらに森本慎太郎と松村の洋服がお揃いだったという奇跡の連続。そして昨年9月に放送された『Game of SixTONES』(日本テレビ系)で関わった中華料理店を訪問したことなど、ここまでのエピソードだけでもファンの胸を熱くさせるのだが、それはまだまだ序盤に過ぎなかった。
今年開催されたライブツアー『SixTONES LIVE TOUR 2025「YOUNG OLD」』の東京ドーム公演のあとにメンバーで食事に行った際には、「思い出を買ったと思えば安いもんよ」とジェシーが代金を支払ってくれたことを振り返り、今回の食事代は2025年のリーダーである森本が気前よく支払ってくれたのだそう。また店を出ると、田中の車にメンバーが集結。車内の機能を触りながら全員が乗車し、田中が駐車料金を支払っている合間に、いつのまにか6人が田中の運転で帰ることになっており、帰宅ルートまで決まっていたのだという。「さすがに仲良すぎないか!?」と話す田中に、「これがSixTONESですよ」と得意げなジェシー。運転中にルームミラーで後方を見た時のことを回想し、田中が「全員がめっちゃ楽しそうに喋ってる」「YouTubeすぎるだろ!」と言えば、ジェシーは「いやあ、止まりたくなかったね」と名残惜しそうにつぶやいていた。
さらに翌週、5月10日の放送回では、松村からもその車内での様子が語られた。最後部座席に髙地優吾と並んで座っていた松村曰く、意外にも助手席に座ったジェシーが静かだったこと、カメラを回して動画を撮っていたのが京本だったこと、そして髙地が盛り上がって「あーなんかまだ帰りたくないなー」と三度も口にしたのにもかかわらずほかのメンバーが誰も反応しなかったことを明かしていた。
田中は「帰り道が寂しかった」と口にし、松村は「(もし2軒目があったら)カラオケとか行けたの?」と問いかけると、田中は「行けた! ボウリングとか行きたかった。ガッツリ行きたかったね」と、松村によって新たな思いが引き出された。
そして、5月17日の放送回に出演した京本も食事会の後日談を語った。まずはこの日迎えたSixTONESの楽曲66曲のサブスク解禁を喜んだ2人。2018年に“デジタルに放つ新世代”としてYouTube アーティストプロモに抜擢されたSixTONESだが、このタイミングでのサブスク解禁に、田中が「足掛け7年」と言えば、京本も「ほんと不意打ちだよね、世間も構えてない時で」と続ける。京本は「発表は5月1日、意味のある日にしましたからね」と「本当にいいタイミング」と喜んでいた。さらに田中が「熟成した感じはあるよね」と言えば、京本も「心なしかサブスクで聴いた曲、味があった」と、音のエイジングを感じたといい、“ベストサブスク”だとまとめた。
さらに、田中が6人での食事会に京本がSixTONESのグッズTシャツを着てきたことに触れると、京本は「正装でしょ。やっぱSixTONESで飯食うときはSixTONESのTシャツでしょ」と返答。京本はグッズを私服扱いしているといい、田中の車内にもグッズを置くことを提案するなど、SixTONES愛を感じるトークを繰り広げた。
また、田中が京本宅の近くまで送った際に、京本が下車してからドアを閉めなかったことを指摘すると、「記憶がなくて」と京本。「ハイテクだね、今の車ってすごいね」と笑いを誘った。そこから派生したトークが続いていくのだが、リスナーが想像する当日の様子がまた一つ、色濃いものになっていくのだった。
気づけは3週にわたって語られたSixTONESメンバーの食事会エピソード。それほど本人たちにとっても思い出深いひとときだったのだろう。ここまで来たら、髙地と森本にもそれぞれの座席から見た光景やエピソードをたっぷりと語って欲しいと願ってしまうところ。『ロクオン』の熱気と興奮が冷めやらぬタイミングで、メンバーの口から語られる後日談を聞けるのは、生放送の冠ラジオの醍醐味だ。
かねてからメンバーの仲が良いことで知られるSixTONES。5月3日の放送の中で、田中が「一回も辞めたいと思ったことがない」と言葉にしていたのが印象に残っている。『ロクオン』の見逃し配信期間は終了したが、配信ライブでの感動に加えて、彼らがラジオで語ってくれた思い出や笑いが伴うエピソードが重なることで、彼らに出会えた喜び、そして「好きになってよかった」と改めて噛みしめる機会になったはず。特別な企画はもちろんだが、些細なエピソードもファンにとっては宝であり、より一層夢中にさせるのだ。





















