SixTONES、待望のサブスク解禁で聴きたい ラップからロック、バラードまで“歌”を楽しめる6曲
SixTONESが、過去のリリース作品からシングル表題曲をはじめとした全66曲を5月17日よりサブスク解禁した。
昨年末は『COUNTDOWN JAPAN 24/25』に初出演を果たし、今年1月に放送された『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)では、番組の企画で11曲をお茶の間に届けていたSixTONES。こうした活動を追っていると、彼らのバラエティ豊かな楽曲とそれを歌いこなす確かな技術、加えて渾身のパフォーマンスが、彼らをよく知るファンのみならず、幅広い音楽ファンも唸らせていることをつくづく感じる。今回のサブスク解禁を機に、SixTONESの楽曲はより多くの人へ広がっていくことだろう。
そこで本稿では、サブスク解禁となる66曲からSixTONESの歌唱力を味わえる6曲をピックアップし、彼らの魅力を再確認していきたい。
「こっから」
森本慎太郎が髙橋海人(King & Prince)とW主演を務めたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の主題歌。先述の『COUNTDOWN JAPAN 24/25』のステージでもオープニングを飾った楽曲で、今やグループの代表曲と言っても過言ではない。ファンクなサウンドに乗せて繰り広げられるマイクリレーはまさに“六者六様”で、メンバーそれぞれの歌声を味わうことできる。サビの〈燃やすこの闘志 その鉄格子/ぶち壊し〉という気の利いた押韻も印象に残るが、今はまだ明るい未来が見えなくても〈こっから〉なのだと闘志を燃やす歌詞の内容に救われる人も多いのではないだろうか。まだSixTONESの楽曲に触れたことがない方も、まずは“こっから”聴いてみてほしい。
「Imitation Rain」
2020年1月にリリースされたデビュー曲。YOSHIKIがプロデュースを手掛けたロックバラードだ。デビュー曲はいわば名刺のようなもので、グループの方向性を示す意味でも重要なポジションだが、最初にこの「Imitation Rain」が届けられた時、彼らの音楽に対しての強い探求心を感じたことを覚えている。ピアノの調べに導かれるようにタイトルを囁くジェシーの声で幕を開け、ドラムのキックが高揚感を誘うなかでの6人の歌声は、繊細ながらも情熱を感じさせる。先述の「こっから」の尖ったラップとは異なる、美しいボーカリゼーションを堪能できる楽曲だ。
「GONG」
田中樹が出演したドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)の挿入歌で、昨年7月リリースの13thシングル表題曲。〈暴れ出す衝動に身を任せて〉とサビの歌詞にある通り、あふれ出たエネルギーが全力でぶつけられているような激しいロックチューンだ。6人の力強いボーカル、随所に入る雄叫びにギラギラとした野心を感じずにはいられない。1曲を通して、〈逃げ場なんてない〉〈勝ち目なんてない〉〈もう後がない〉と崖っぷちの状況でも諦めるなと鼓舞してくれる。