GENERATIONS 小森隼・中務裕太、“正反対”の2人が語り合う 単独公演ならではの意識と目指すもの

小森隼・中務裕太が語る単独公演

広がっていくソロ公演、今後の展望は?

ーーその話もお聞きしたくて。今回初の関西公演も開催ということで、広がりを見せていることをご自身たちでどう受け止めていらっしゃるのかな、と。

小森:単純に嬉しいよね?

中務:うん。大阪でもできるんだっていう喜びはめちゃくちゃあります。地元なのでシンプルに嬉しいです。

小森:わざと広げていなかったわけではないんです。できるなら全国やりたいですが、見たいと思ってくださる方がどれくらいいるんだろうと思っていて。それに僕たちのライフワークなので、大きくすることにそこまで貪欲ではなかったというか。でも、ありがたいことに見てみたいという声がすごく増えたので、「そう言っていただけるなら大阪でもやるので本当にきてくださいね?」という気持ちです。公演日になったら、チケット10枚しか売れていないとかやめてくださいね、っていう(笑)。

ーー(笑)。積極的にではないにせよ、全国に広げたい気持ちはある、と。

中務:ありますね。僕は1回のキャパをもっと大きくしたいんです。武道館を目指していて、そこに立てたらいいなと思っています。

小森:これがまた僕と真逆なんですよ。裕太くんは武道館を目指していて、しかも本当に武道館に立てる可能性があると僕は思っていて。でも僕はキャパを広げようとは思っていないんです。なんならもっとキャパを小さくして、公演数をとにかく増やしたいんです。

ーー寄席的な。

小森:そうです。例えば草月ホールで2週間開催、みたいなことをやりたいんですよね。

ーー今回は一緒に開催するけど、この先は別々のものとして確立されていくかもしれないんですね。

小森:むしろそれが目標ですね。今回はそれぞれ歩んできた道がちょうどクロスしたポイントだったというか。今後はお互いの目指すべき方向に発展させていきたいです。

中務裕太が教える、緊張しないためのコツ

ーー今後の広がりも楽しみです。今回お二人同時にお話を聞かせていただいているので、お互い聞いてみたいことがあればお願いします!

中務:えー、なんやろ。楽屋寂しくない?

小森:俺は楽屋寂しいから、全員がいてくれる。

中務:スタッフさんが?

小森:そう。マネージャーさんも、スタイリストさんも、メイクさんも。楽屋から出ていかないようにさせてる。本番ギリギリまで雑談して、「あと5分で本番です」ってなったら「そろそろ着替えようか」みたいな(笑)。

中務:なるほどね。楽屋寂しいんだよなー。僕の場合、共演者はゲストなのでそれぞれ楽屋を用意しているんですよ。だから寂しくて。

ーーゲストの方の楽屋に遊びに行ったりはしないんですか?

中務:それがねー、行けないんですよ。来てくれたら「上がってください!」となるんですけどね。自分からは行けないのでどうしようかなって。

小森:もう掴まえるしかない! 楽屋に引きずり込む! 誰か見つけたら「コーヒー一杯飲んでく?」みたいな。

中務:じゃあ陣やな。それか陣と楽屋合同にしてもらおうかな。

小森:それいいかもね!

中務:陣ならイケそうな気がする。ちょっと対策考えるわ。

ーー小森さんからはありますか?

小森:緊張のほぐし方とかあります?

中務:なんやろなぁ。

ーーそもそもお二人って緊張されるんですか?

中務:僕は本番直前はしますね。

小森:僕はもう吐くくらいずっと緊張しています。だから緊張と向き合う方法が知りたい。

中務:あんまり成功させようと思わないこと、かな。別に失敗してもいいやくらいの気持ちでいっていますね。隼は心配性というか、「失敗したらどうしよう」と考えちゃうんだと思うんですよ。だから、あえて「失敗してもいいや」くらいで臨んだらいいのかなって。

ーー私はどちらかというと小森さんタイプなのですが、「失敗してもいいや」と思おうとしてもなかなか思えないというか……。

小森:そう! 「失敗してもいいや」って言ってるだけというか、言うことで緊張をほぐそうとしているみたいな。

中務:なるほどね。僕より陣のほうが緊張しているんで、「別に大丈夫でしょ」って声を掛けますね。

小森:主催がそれを言ってくれるのはいいなぁ。

ーー中務さんみたいなタイプがいてくれるから、緊張が緩和されるのかもしれないです。

小森:いいよね、裕太くんみたいな人が座長だと。

中務:あんまり気負ってほしくないので、失敗してもいいから楽しもうという気持ちを伝えています。

小森:俺もじゃあその気持ちで頑張ります! できるかなぁ……(笑)。

ーー応援しております! では最後に公演に向けて意気込みをお願いします。

中務:今回4回目ということで、よりダンス色が強い内容になっています。それと僕のルーツがひと目でわかるようになっていますし、内容も僕のソロから始まったりと今までとは違ったものになっているので楽しみにしていてください。あとは、配信がないので僕の好きな洋楽で踊れていて、そこも見どころですね。

小森:今年も例に漏れず、企画、演出、脚本すべて小森隼がやらせていただきます! ステージに僕1人だけ立って最後までやるのですが、休憩なしの約2時間、喋りっぱなしで走り抜けます。来てくださった皆さんだけに向けたお話も用意しています。裕太くんが言ってくれたように配信もありませんし、DVDにもならないので、そこでしか聞けない話を楽しみにしていてください。

■公演情報

『小森隼の小盛りのハナシ2025』
『中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜』
公演スケジュール
6月21日(土)小森隼の小盛りのハナシ 2025
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
6月22日(日)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
6月28日(土)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場14:45/開演15:30
開場18:45/開演19:30
6月29日(日)小森隼の小盛りのハナシ 2025
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場12:45/開演13:30
開場16:45/開演17:30

チケット料金
全席指定:7,700(チケット代 7,000+税)
※グッズ付となります。
※グッズは、会場のみでのお渡しとなります。発送などの対応はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
詳細はこちら:https://gene.exfamily.jp/s/ldh04/news/detail/10983

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる