GENERATIONS、多くのゲストに見届けられて迎える第2章 2024年を締めくくった“BONUS STAGE”レポ

GENERATIONS、“BONUS STAGE”レポ

 2024年12月30日、31日の2日間、東京・有明アリーナにて『GENERATIONS LIVE TOUR 2024 “GENERATIONS 2.0” BONUS STAGE COUNTDOWN PARTY』が行なわれた。2日間でセットリストやゲストが大幅に異なった本公演。その両公演についてレポートする。

 2024年6月にはメンバーの退所と、グループとして大きな転換期を経て、11月にはメジャーデビュー12周年を迎えたGENERATIONS。彼らは2024年、最後の最後までファンと共に過ごすことを決めた。

 そんな本公演は「EVERGREEN 2.0」にて幕をあける。ツアーセットの象徴となる大きなLED画面を背負い、白を基調とした衣装で登場した6人。ツインボーカルを務める片寄涼太と数原龍友の歌声が幻想的に響く中、曲の大サビ前にはスモークの中でパフォーマー4人が息を合わせてダンス。観客からは大きな声援が送られていた。さらに大サビでは、6人で円陣を組んだタイミングで銀テープが勢いよく発射。その光景に、ファンのボルテージはさらに1段階上がったように思えた。

 2曲目「Diamonds」では、「行くぜ、アリーナ!」と数原が呼びかけると、それに応えるかのような大きな歓声が。「Hard Knock Days」では、メンバーがクラップをするように呼びかけ。これを聞いた観客は、メンバーに合わせる形でクラップ。大盛り上がりの中、ファイヤーボールもどんどんと高さを増していき、熱いステージで魅せた。

 どこかアジアの都市を思い出させるような提灯とネオンが光るLED画面の前で歌唱したのは「ヒラヒラ」。先ほどまでとは表情を変えた曲調の中、白濱亜嵐、小森隼、数原の3人と、中務裕太、佐野玲於、片寄の3人で二手に分かれて、ステージの両端にある小高くなったセットに向かう。そこで、2階席よりも上にいるファンにもアピール。そして、6人で花道へと走り出すと、今度はアリーナの観客から大歓声が。センターステージから一人一人と目を合わせようと広く会場を見渡すメンバーの姿が印象的だった。

 爽やかなナンバー「ワンダーラスト」では6人が1列となり、大きく手を振る一幕も。かと思えば、続く「ミンナノウタ」では、冒頭懐中電灯を使った演出からスタートし、曲中には目や口がどアップになった奇妙な映像が。赤い照明で同曲が主題歌として起用された映画『ミンナのウタ』を彷彿とさせるような空気へと一変させた。

 そこから、今度はチルな雰囲気が漂う「Brand New You」へ。スポットライトがメンバー1人1人を照らす演出が、この曲のおしゃれな世界観を演出する。

 ここまで、ほぼノンストップで披露してきたメンバー。その熱量を受け継いで、 CyberAgent Legitと共に魅せたのは中務。スタンドマイクを使ってパフォーマンスする楽曲「Need Is Your Love」へと繋げた。

 「Control Myself」では、再びパフォーマーが花道へ。曲の持つ切ない世界観を表現した姿に観客が見惚れている表情が見て取れた。センターステージから始まった「My Turn」では佐野がラップを披露。佐野が「2024年、これで終われんのかよ!」と勢いよく煽ると、観客もステージ上のメンバーもギアを1段階アップ。映画『サラリーマン金太郎 魁編』主題歌である「Cozy」では、6人だけでステージを支配。ベース音のアクセントに合わせてポイントを打ち、ラストは星空の中で締めた。

 続けて小森がステージのセンターに立ち、SEGA SAMMY LUXと共に息の合ったダンスを披露。片寄が出てくると、彼のソロ曲「今夜はブギーバック」を披露。ミラーボウルが光るセンターステージで小森らと共に踊ると、会場はクラブのフロアに変わったかのよう。観客も体を揺らし、音を楽しんでいた。

 数原のソロ曲「Hush hush」では、スタンドマイク1本で3人のダンサーを引き連れて踊る姿も。夢の中に誘うかのような雰囲気のまま、1日目にはなんと中西保志と共に「最後の雨」を歌唱した数原。雨が降り注ぐモニターの前で中西と数原は時折顔を見合わせたり、笑顔を見せたりと楽しそうな印象。最後には2人で握手とハグをし、曲を締め括った。一方の2日目には、片寄、そしてツアーに帯同しているWOLF HOWL HARMONYを引き連れて「少し遅いクリスマスプレゼントです」という前振りの後、冬のバラード「Winter Wish」を披露した。

 そして、ピンクと赤のレーザー光が走る中、登場したのは佐野。FULLCAST RAISERZ、RAG POUNDと共に大所帯でダンスをし、魅せた。

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