FLOW GLOW「誰も歩んだことがない、新しい道を切り拓く!」 結成以降の激動の日々と音楽で叶えたい野望

2024年11月9日、ホロライブプロダクション傘下のグループ「hololive DEV_IS」から音楽アーティストVTuberグループ FLOW GLOWが誕生した。
響咲 リオナ、虎金妃笑虎、水宮枢、輪堂千速、綺々羅々ヴィヴィの5名からなるFLOW GLOWは、ポチョムキン(餓鬼レンジャー)楽曲提供のラップナンバー「FG ROADSTER」でデビュー。2ndシングル「24K GOLD」とリリースを重ねる中で、FLOW GLOWのカラーを着実に世の中に届けてきた。
デビューから約半年。リアルサウンドでは初の顔合わせから現在までの活動、メンバーそれぞれが持つバックボーンや人間性にフォーカスを当てたインタビューを行った。「本気でやっているということをしっかり伝えたい」と強く語る彼女たちが未来に描く、FLOW GLOWの道とは。(編集部)
全員での初顔合わせ、「他の4人がマジでギャルすぎて」(虎金妃)
ーーまずはこの5人でFLOW GLOWとして動き出すことになった際のお気持ちから聞かせてください。
響咲リオナ(以下、響咲):どんなメンバーと一緒にユニットをやるのかっていうのは、顔合わせのときに初めて知った感じで。デビューの数カ月前……あれは暑い夏の日のことでした(笑)。
水宮枢(以下、水宮):そうだったね。そこでメンバーたちと会えたことで、「私たちはこれから一緒にやっていくんだ!」という気持ちが固まったんです。ユニットとしての大まかな形が見えた瞬間でもあって。
虎金妃笑虎(以下、虎金妃):顔合わせ当日は、みんなすごく気を遣ってたのが印象的。特にヴィヴィたんがツッコミとかすごく頑張ってくれてて。
綺々羅々ヴィヴィ(以下、綺々羅々):恥ずかしいなぁ(笑)。
虎金妃:いっぱいトーク回してくれてたもんね。最後、バイバイするときにヴィヴィたん、すごく疲れてて。倒れそうだった(笑)。
水宮:あー確かに疲れてた(笑)。
綺々羅々:出ちゃってたんや、疲れてたのが(笑)。
虎金妃:あともう一つ、自分から見たら他の4人がマジでギャルすぎて。
水宮:えー、それ枢も思ってたんだけど。
虎金妃:いやいやいや、お前ら4人だよ(笑)!
響咲:何その「自分はギャルじゃないです」みたいな感じ(笑)。でも確かに笑虎のことをギャルとは思わなかったかもな。
輪堂千速(以下、輪堂):そうだね。「なんか様子のおかしいキレイなお姉さん来たな」みたいな(笑)。
綺々羅々:様子おかしかったよね、一人だけ(笑)。
水宮:すごく頑張ってた感じ。
虎金妃:頑張ってたとか言うのやめて!
ーー今やめちゃくちゃ仲のいい5人ですけど、最初は当然、探り探りなところがあったわけですよね。
輪堂:そうですね。顔合わせの後から少しずつメンバー同士で交流させていただける機会が増えていって。初配信に向けての準備とかもあったので、夜な夜ないろいろ喋っていく中で関係を深めていったんですよね。雑談多めで(笑)。
水宮:まだみんなの歌も聴いたことがなかったので、まずは人となりを知るみたいな感じで。ユニットとしてのイメージもまだそんなにできていなかった気がする。
輪堂:「ここからどんなユニットになっていくんだろう?」って。
虎金妃:でも不安というよりは期待の方が断然、大きくて。デビュー曲のMVをいち早くみんなで観たときは、自分たちの未来を思ってすごくワクワクしたな。わからないことも多かったけど、メンバー同士で話していると安心できた部分もあったし。
水宮の第一印象は「なんてちっちゃくてかわいい赤ちゃんなの!」(輪堂)
ーー昨年11月のデビューから約5カ月。その間、一緒に活動したことで、初対面のときに抱いた印象と変わったところってあります? 1人ずつお聞きしたいです。
輪堂:じゃ、まずはりっちゃん(響咲)。最初、人見知りっぽい雰囲気があったけど、FLOW GLOWの中では唯一のラップ経験者でもあるので、すごく頼れる存在だなって思いました。ただ、関係が深まっていくうちになんかちょっと……。
虎金妃:お、何? 言っちゃえよ!
輪堂:なんか男子小学生みたいだなって(笑)。
水宮:確かにそうね(笑)。
輪堂:たまに様子がおかしくなっちゃうから(笑)。いやでも、やっぱりりっちゃんがリーダーでよかったなっていう気持ちはすごくあります。
虎金妃:うん。へにょへにょしてると思わせつつ、歌とかダンスとか、パフォーマンスに関しての情熱が人一倍すごいんですよ。リーダーはそこがすごい。
綺々羅々:音楽に対してはみんなをまとめて引っ張ってくれますからね。リオナがいると心強い。
虎金妃:でも、だからこそ上手くパフォーマンスができないと怒られちゃうかもなと思って、最初はちょっと怖さもあったんですよね。実際はメンバーそれぞれのいい部分をちゃんと見てくれているし、ものすごく優しかったからホッとしたんですけど。ほんとに絡みやすくてイジりやすい……男子小学生リーダーですね(笑)。
水宮:男子小学生でもあるけど、かわいい子猫ちゃんみたいな雰囲気もあるよね。枢の中ではそんなイメージ。
ーー次は虎金妃さんの印象を伺いましょうか。
水宮:枢の中での笑虎は最初からずっと印象が変わってないんですよね。会った瞬間からずっとしゃべりやすくて絡みやすい人。周りのことをちゃんと見てくれていて、マジメで繊細な部分もあるんですよね。
輪堂:うんうん。本当にそうだと思う。
響咲:でもさ、マジメで繊細なのは変わってないけど、思った以上にドMなことがだんだんわかってきて。みんなにイジって欲しがっているのが伝わってくるので、こっちはもう日々、笑虎をイジる修行をしてる感じですね。
虎金妃:何の修行だよ! リーダーの修業しろよ(笑)。
輪堂:おもしろくて、ちょっと様子がおかしいお姉さんなのに、歌うと別人になるのもすごいところで。「どっからそんなクリスタルボイスが⁉」みたいな。
水宮:笑虎の繊細な部分が歌に出てるんだよね。
輪堂:そうそう。周りへの優しさみたいなのが歌声に出てる。本当に素敵。
綺々羅々:みんなを上手くまとめてくれるクッションみたいな存在でもあるやんな。誰とでも仲良くできるし。個人的には、私と笑虎たんはトムとジェリー的な関係かなって思ってるんやけど。お互いに遠慮せずに殴り合える、すごくいい関係。
輪堂:ヴィヴィがねずみだよな。ヴィヴィッドカラーのねずみ。
綺々羅々:ちゃうやろ! 私がにゃんこちゃんのほうよ(笑)。
ーー続いては水宮さんの印象を。
輪堂:枢ちゃんの第一印象は、「なんてちっちゃくてかわいい赤ちゃんなの!」だったよね(笑)。
水宮:おーい!
響咲:第一印象はみんなそうだったと思う。
輪堂:でもね、実際は最年長の私よりも大人かもしれない。
響咲:それは思うね。最年少だけど、絶対に揺るがない芯を持っているんですよ。自分の考えを持って突き進む力がある。そこはめっちゃ見習いたいところ。しっかり意見を伝えてくれるから、リーダーとしてはすごく助けてもらってる部分もあるんですよね。
輪堂:ふわふわした喋り方とは真逆な一面を持ってるよね。我々がバーッと暴走しちゃった時には、「みんな、ちょっと待って!」みたいな感じでストップをかけてくれる。枢ちゃんがいなかったら、FLOW GLOWは暴走列車みたいになっちゃうと思う。
虎金妃:人間の心理みたいなものを捉える力、洞察力がすごいよね。枢ちゃんの前でウソついても絶対に見抜かれちゃうと思う。
綺々羅々:うん。今まで出会ってきた子の中で一番しっかりしてるなって思いました。もう60年くらい生きてきたんかなっていう。
水宮:おばあちゃんじゃん(笑)!
綺々羅々:あはははは。けっこう自分とは真反対の子だなと思うので、一緒にいると勉強になることが多いですね。
ーー輪堂さんの印象はどうでしょうね。
響咲:ちはの印象も最初からあんまり変わってないかな。すごく話しやすいし、包容力がめちゃくちゃある。自分をしっかり持ってるしね。みんなを優しく包み込んでくれる、エロいお姉さんです!
輪堂:ちょ、最後、最後!
水宮:間違いなくエロいね。最初はめっちゃお姉さんって感じがしてたから、ちはに甘えちゃおうって思ってたんです。でも時が経つごとに変な人だっていうのがわかってきて。変だからこそ絡みやすかったりするんですよね。ちょっと火傷しそうな配信の企画でも、ちはが一番誘いやすい。「一緒に火傷しようぜ!」みたいなノリで接することができる、おもしろい女です(笑)。
綺々羅々:最初に会った時から、太陽みたいによく笑う子だなっていう印象もあって。そこは変わってないかな。私にとっては、今もずっとめちゃくちゃいいお姉ちゃんなんですよね。相談事があったら、ちはに話すことが一番多いし。これからもずっといいお姉ちゃんでいて欲しいなって思うんですけど……。
水宮:たまにおかしくなるよね。
綺々羅々:そう。たまに暴走するから(笑)。
虎金妃:まあでも基本的にはめちゃくちゃハイスぺな人間なんですよ。トークをさせても、ゲームをやっても、なんでも上手い。いろんなことの知識量もハンパじゃないですからね。性格もしっかり大人で、頼れるお姉さん……なのにエロいっていう。
輪堂:どういうこと? 最後、文脈的に繋がらないんだけど!
虎金妃:そういうハイスぺな部分が、スパダリ(スーパーダーリン)と言われる所以だと思います。
ーー最後は綺々羅々さんの印象を聞かせてください。
輪堂:ヴィヴィたんはね、すごいキレイなギャルで、かわいいお姉さんだなっていう印象でしたね、最初は。
虎金妃:そうだね。最初の頃のほうが今よりお姉さんみは感じたよね。でも、赤ちゃんだと思っていた枢ちゃんがだんだん大人に感じられたのとは対照的に、ヴィヴィたんの印象はどんどん子供になっていって(笑)。
水宮:そうそう。最初は私にとってのお姉ちゃん的な印象だったんだよ。
綺々羅々:えー、そうやったん?
水宮:うん。でも最近のヴィヴィちゃんの配信を見てると、ちっちゃい子に抱くような庇護欲が湧いてくる(笑)。「これはこうだよ。大丈夫だからね、ヴィヴィちゃん」みたいな。
響咲:うん。最初はアフタヌーンティーな感じだったよね。お紅茶を飲みながらじゃないと話せないかもって思ってた。
綺々羅々:どんな印象やねん(笑)。
響咲:でも話せば話すほど、めちゃくちゃ話しやすいし、うわーっと一緒に盛り上がってもくれるんですよ。だからヴィヴィたんといるとすごく楽しくて。笑いのツボも一緒のような気がするから、もっともっと話したいっていつも思ってる。
虎金妃:ツッコみやすいしね。いい反応を返してくれるから、ついヴィヴィ虐、ヴィヴィいじりをしたくなっちゃう。
響咲:基本、素直で明るいからね。
水宮:めっちゃ素直だと思う! 感じたままを言葉にもしてくれるし。
響咲:その素直さが幼さに繋がってるのかも。
水宮:そこがカワイイなって思います。