サマソニ大阪の新会場 万博記念公園が大好評の理由は? 「もう舞洲に戻らないで」 「ずっとここが良い」

 8月17、18日の2日間、東京と大阪の2会場で『SUMMER SONIC 2024』が開催された。

 本年の特徴の一つとして、来年に迫った『2025年日本国際博覧会』の影響で敷地が使用できなくなり、大阪会場が従来の舞洲スポーツアイランドから万博記念公園に変更となったことが挙げられる。

 主催者は「1970年大阪が世界の中心となり、あらゆるカルチャーの集合地点となった聖地で、時空を超えた奇跡の開催です。2024年夏、万博記念公園から世界に向けて新たなエンターテインメントを発信します」(※1)とコメントし、新たな会場に期待が高まっていた。

 万博記念公園は、1970年に開催された『日本万国博覧会(大阪万博)』の跡地に作られた文化公園で、約260haの広大な敷地を誇っている。今回は「AIR STAGE」「MOUNTAIN STAGE」「SONIC STAGE」「MASSIVE STAGE」「PAVILION」の5ステージで構成され、従来の4ステージから1ステージ増加。これまでメインステージだった「OCEAN STAGE」は、ロケーションに合わせて「AIR STAGE」へと名称が変わった。

 そして迎えた当日、大阪会場を訪れたファンからはSNSを中心に好意的な声が挙がっている。まずは従来よりもアクセスが良いという点だ。これまでの舞洲スポーツアイランドは、梅田や難波といった主要都市から離れており、最寄駅からもバスで会場に向かう必要があった。一方、新会場は大阪モノレールの「万博記念公園駅」「公園東口駅」からすぐの場所に位置しており、本イベントに合わせてモノレールも増便もされたことで、快適にアクセスができたとのことだ。

 また自然の多いロケーションも高評価。一面に芝生が敷かれているため、景色として美しいだけでなく休憩がしやすいという実用性も嬉しいところ。さらに太陽の塔や高さ日本一の観覧車 OSAKA WHEELが設置されているため、ライトアップされた夜は幻想的な雰囲気を作り出し、「海外フェスのロケーションみたい」という声も挙がっていた。

 一方で、会場内にMAPの設置が少なく、広大な敷地によってステージ間の移動距離が伸びたため目的地までたどり着くのが大変だったという意見も。また野外ということで、“暑さ”については多くのファンが辛いポイントとして口を揃えているが、舞洲会場に比べると日陰など暑さをしのげる場所が多く、陽が沈むと涼しさも感じるという声も見られた。

 やむを得ない事情ながら、会場変更という大きなチャレンジを行った『SUMMER SONIC 2024』。来場者からは「ずっとここが良い」「もう舞洲に戻らないでください」という好評の声も多々上がっていたが、今後も万博記念公園で続けていくのか、従来の舞洲スポーツアイランドに戻るのかにも注目だ。

※1:https://www.summersonic.com/news/23-12-25/

SUMMER SONIC 公式X(@summer_sonic)

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