日向坂46 富田鈴花&松田好花、正源司陽子&藤嶌果歩 支え合いながら歩む“花ちゃんズ”と“しょげかほ”の絆
青春のすべてをともにしてきた“しょげかほ”、高校最後の制服デート
“しょげかほ”は、関係性のスタート地点がグループ加入当初から明確だった。正源司と藤嶌は同学年で、日向坂46には四期生として加入。高校生活とアイドル活動を並行して過ごしてきた2人は、同期としてだけでなく、自然とファンの間でも日常を共有する特別なペアとしてセットで語られるようになっていった。同じく公式YouTubeで公開されている「高校最後の制服デート」動画は、その原点に戻るような内容だった。よみうりランド遊園地の人気アトラクションに乗り、思いっきりはしゃぎ、笑い、写真を撮る2人の姿は、「これぞ高校最後の理想的な卒業デート」と言いたくなるほど爽やかだ。
そして終盤には、正源司が「自分が自分のまま自分らしく強くいられるのは大好きな同期、果歩のおかげだと思っています」と目を潤ませ、藤嶌が「心の支えになっていました」と手紙を読み上げた。こういう場面で素直に感謝を言い合えるのは、“青春のすべて”をともにしてきた2人だからこそだろう。センター抜擢やフォーメーションなど、表向きの役割が違っていても、“しょげかほ”の根っこにある同じ時間を生きた絆は揺るがない。2人の関係性は形を変えても、変わらない尊さがある。
“花ちゃんズ”も“しょげかほ”も、それぞれの時間を一緒に過ごしてきた2人だからこそ生まれた、あたたかい関係性がある。音楽を通じて心を重ねてきた2人と、日々の青春を分かち合ってきた2人。形は違っても、そこに流れている優しさや思いやりはとてもよく似ている。特別な言葉がなくても、隣にいるだけで伝わるものがある――そんな関係が、日向坂46の中にあることが、グループにとっても、ファンにとってもどこか心の支えになっているのかもしれない。2人で過ごす穏やかな時間が、これからもゆっくりと続いていくことを、ただ願いたくなるような、そんなコンビたちが日向坂46には存在しているのだ。

























