YOSHIKI、MLB開幕戦でピアノ演奏 河村隆一、吉川晃司、玉置浩二、MISIA……国歌独唱を務めたキャリアアーティスト
玉置浩二、平原綾香、西川貴教らも“国歌独唱”を経験
ほかにも、玉置浩二、平原綾香、西川貴教らが国歌独唱を務めてきた。玉置浩二は2014年にプロ野球の北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦で国歌独唱を披露した。北海道出身の玉置にとって、札幌ドーム(現・大和ハウス プレミストドーム)で行われたこの試合での国歌独唱は大きな意味を持つものだっただろう。観客のあたたかい拍手に迎えられると、独特の風格と歌唱力を遺憾なく発揮。彼の表現は、時に哀愁を帯び、時に力強い情熱を感じさせるものであり、国歌に真摯に向き合った末に到達した玉置ならではの解釈であったと感じた。
また、2019年のプロ野球開幕戦である福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズ戦のセレモニーにおいて、その清廉な歌声で国歌を独唱したのは平原綾香。ソフトバンクにとっては、福岡移転30周年という年節目の開幕戦。そんな厳かな空気の中、平原の確かな技術と豊かな表現力が際立つ歌唱は、会場を包み込み、特別な一戦の幕開けにふさわしい響きをもたらした。
2016年に京セラドーム大阪で開催されたプロ野球の阪神タイガース対中日ドラゴンズ戦で国歌独唱を担当したのは、T.M.Revolutionの西川貴教である。2016年に20周年を迎えたT.M.Revolutionのアニバーサリーイヤーにかけて、背番号“20”を背負った西川は、芯の強い伸びのある歌声で国歌を歌い上げた。そして、西川は国歌独唱とあわせ、始球式にも参加するなど、試合を盛り上げた。
アーティストによる国歌独唱は、国民的イベントやスポーツの開幕戦といった国家的行事の場において、その後に控えるスペシャルマッチや大切な式典を盛り上げてみせる手腕こそ、キャリアアーティストの凄みであると言えるだろう。

























