Tourbillon再始動 RYUICHI、INORAN、SUGIZO、J、真矢……LUNA SEAメンバーによる個々のバンド活動

 そして、真矢(Dr)はその卓越したリズム感と情熱的なパフォーマンスにより、多くのリスナーから絶大な支持を集め続けている。2011年にはGACKTが率いるYELLOW FRIED CHICKENzに参加し、日本国内のみならずヨーロッパツアーを成功させるなど、国際的な評価を確立した。「日本に漢(男らしい男)を増やしたい!」というテーマを掲げるバンドに相応しく、パワフルなプレイを見せつけた真矢。2012年の武道館公演を区切りに解散状態となるものの、YELLOW FRIED CHICKENzは2024年からバンドメンバーを変更して5年間の活動再開期間に入り、『氣志團万博2024 〜シン・キシダンバンパク〜』への参加や、活動再開後初のライブとなる『GACKT YELLOW FRIED CHICKENz〜紅燐朱舞愁狂乱宴〜』開催など、本格的な活動を見せている。

YELLOW FRIED CHICKENz / また、ここで逢いましょッ

 加えて、J(Ba)はLUNA SEAとしての活動と並行し、ソロプロジェクトにおいても自身の音楽性を存分に発揮している。2025年1月には13作目となるアルバム『BLAZING NOTES』をリリースし、現在も『J LIVE TOUR 2025 -BLAZING DAYS-』を開催中。Tourbillonと同様にLUNA SEAの周年活動明け早々、ファンにとっては嬉しい動きである。

J / TIME BOMB -Music Video-

 このように、LUNA SEAのメンバーは個々のプロジェクトを通じて、既存の枠にとらわれず自由な音楽表現を追求している。さまざまなバンドでの経験やメンバーそれぞれの個性が融合することで、LUNA SEAというレジェンドバンドは、過去に留まることなく進化し続けられているのではないだろうか。メンバーの衰えることのない音楽への愛と探究心こそが、LUNA SEAの大きなエンジンなのだ。

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