丘みどり、DJ KOOも駆けつけた20周年記念シングル発売イベント開催 「“演歌グルーヴ”が素晴らしい!」

丘みどり、新曲イベントにDJ KOO登場

 8月に20周年を迎える演歌歌手・丘みどりが2月25日、東京・東急歌舞伎町タワーで『丘みどり新曲「夜香蘭」発売記念イベント』を開催。トークに加えミニライブも行われ、26日にリリースの新曲「夜香蘭」など全4曲を歌唱。「トリドリ夢見鳥 feat. DJ KOO」のパフォーマンスには、DJ KOOや日本盆踊り協会の踊り手が応援に駆けつけて華やかなステージが展開され、ファン500人に加え、居合わせた観光客たちをも魅了した。

 ファンの「みどりちゃ〜ん!」の声に迎えられた丘は、黒地に百合の花があしらわれた、華やかでありながら落ち着きを感じさせる、凜とした着物姿で登場した。まずは昨年12月にリリースしたアルバム『JOURNEY』収録の「白山雪舞い」をパワフルに歌い上げると、緑の法被を着た応援団がペンライトを揺らし、掛け声がかかった。そんなファンに「お元気ですか? いっぱい長生きしてくださいね!」と言って手を振りながら、この日の翌26日にリリースされる新曲「夜香蘭」について説明した丘。その際「明後日発売の」と発売日を言い間違えると、すかさず客席から「明日だよ!」と訂正が入るなど、ファンとの息もぴったり。その「夜香蘭」については「今までの丘みどりとは違い、メロディが優しく癒やされる曲なのに歌詞が切なくて、そのギャップがいい」と同曲の魅力を語った。

丘みどり新曲「夜香蘭」発売記念イベント

 「夜香蘭」は演歌から一転フォーク調の楽曲で、丘にとって初チャレンジとなる曲調。物語性のある歌詞も特徴で、語り部として一つひとつの言葉を紡ぐように丁寧に歌った彼女。サビでは手を広げ、時には胸に手を当てるなど、全身で楽曲を表現。客席から「いい曲だよ!」と声がかかると、嬉しそうな笑顔で応えた。

 遠方から足を運んでいるファンや朝早くから待っていたというファンに、「どこからきましたか?」「眠くなってない?」など声をかけるなど、関西弁で繰り広げる親近感たっぷりのトークも丘の魅力。20周年について語った場面では、「20年いろいろあったけど、要するに、今がいちばん幸せということです」とコメント。「決して順調ではなかったし、もう辞めようと思ったことが何度もありましたが、続けてこられたのはあたたかく応援してくださる皆さんのおかげです」とファンに感謝した。

 その後、新シングルにカップリングとして収録されている「鴎宿」を披露し、“演歌歌手・丘みどり”の本領を発揮。同曲は『JOURNEY』に収録の「かもめの街」の続編とのことで、信じた男を待つ女の情念を、こぶしをたっぷりきかせながら歌い上げる。その力強い歌声は、その華奢な体のどこから出てくるのかと思うほど。固唾を呑んで食い入るように見守るファンに、「この曲もええ曲でしょ!」と笑いかけると、「ええ曲だよ!」と大きな声が返ってきた。

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