BOYNEXTDOOR、初単独ツアー日本公演完走「これが愛なんじゃないかと感じました」 笑顔溢れた横浜公演振り返り

BOYNEXTDOOR、初単独ツアー日本公演レポ

 やがて大型スクリーンに映像が流れ、「ENCORE」の文字が。そして、再びステージにメンバーが登場し、ポップなナンバー「Serenade」ではメンバーがそれぞれ手にしていた花を客席へとプレゼント。初のファンソング「400 Years」ではこれまでの彼らの歩みをコラージュした写真がスクリーンに映し出され、振り返ることができる構成となっていた。ONEDOORへの感謝と愛の気持ちを込め、JAEHYUN、TAESAN、WOONHAKが作曲に参加し、メンバー全員が作詞に参加した同曲。「いつまでも一緒にいよう」という意味での「400年だけ一緒にいよう」という比喩表現から付けられたタイトルだけあり、ライブ中も何度かMCでも「400年」というワードを聞いたが、そこには彼らの強い気持ちが伝わってくる。

BOYNEXTDOOR (P)&(C) KOZ Entertainment.

 ここでライブの感想をひとりずつコメント。

「この公演の後、もうひとつ公演があるのですが(この日は昼夜の2回公演実施)、みなさんがたくさん応援してくれたので、それが力になってまた一生懸命頑張れる気がします。いつもこうしてBOYNEXTDOORの音楽とステージを楽しんでくれてありがたいですし、僕たちもそれ以上にONEDOORのみなさんの幸せを祈っています。愛しています」(TAESAN)

「今日、歴代級にアツかったと思います。なので、いつもよりもっと気分が上がりましたし、汗もたくさん出ました。いつもこうして(ONEDOORが)僕たちを応援してくれるのは、当たり前のことではないです。僕たちの公演は平日にもあったんですが、そのたびにきていただいて、本当にこれが愛なんじゃないかと感じました。今日は朝から(ライブに行く)準備をされたと思いますが、こうしていつも僕たちを観にきてくれて、素敵に準備してくれて、ありがとうございます。僕たちもかっこいいステージを準備したいと思います。今日も愛しています」(SUNGHO)

「まずは今日もきてくれてありがとうございます。横浜が日本ツアー公演の最後の土地ですが、もっとお見せしたいことがたくさんあります。日本ツアーのなかでいい思い出を作ってくれて……僕ももっと頑張ります。僕たちがまた帰ってくる時まで、待っていてください。本当にすぐに帰ってきます。また会おうね」(JAEHYUN)

 LEEHANは、サプライズで手に持っていたプレゼントを客席の後ろのほうへと飛ばし、「おお!」というどよめきが沸き、メンバーからはその投手ぶりを「大谷選手みたいです」と驚かれる場面も。そして、「今日は横浜2日目で、たくさんのONEDOORのみなさんにお会いして、昨日いらっしゃった方も今日初めていらっしゃった方も、いつも初めて観た気持ちそのままで笑顔で迎えてくれてありがとうございます」と感謝を伝え、「可能であれば『BOYNEXTDOOR大好き』と言ってくれますか?」「せーの!」と言うと、客席からの大きな「BOYNEXTDOOR大好き!」のレスポンスを受け、「心があたたまりました」と笑顔。

 RIWOOは「まずは楽しんでくれて、ありがとうございました。大きな声で一緒に歌を歌ってくださって、そしてどこにも見ることができない幸せな笑顔を見せてくださいました。ステージの上だけで見られる光景なので、本当に感謝しています」と言ったかと思うと、「すべてのONEDOORのみなさんが僕を見てくださっていると思うと、嬉しいです」という発言にほっこりする客席。「これからもかっこいいRIWOOになれるようにします!」と宣言した。

 WOONHAKは「僕たちはたくさんツアーして成長しました。日本語もうまくなりました。お昼の公演だったにもかかわらず、みなさんが歓迎してくれて、エナジーをほとんど使った気がします。最高です。みなさん、いい思い出を作ってくれてありがとうございました! ぜひすぐに会いましょう」と話していたが、JAEHYUNから「まだ日本語は上手じゃないですから」とツッコまれていた。

 最後に携帯電話のライトをつけるように促し、ラスト曲となる、シンセポップで爽やかな余韻が残る「So let's go see the stars」へ。客席ではまるで夜のネオンのように携帯の光がゆらゆらとまばゆく輝く。こうして大盛況で幕を閉じた『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN』。日本公演のチケットが完売したという彼らの勢いは、まだまだ止まりそうもない。さらに飛躍するであろうBOYNEXTDOORから今後も目が離せない。

BOYNEXTDOOR (P)&(C) KOZ Entertainment.

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