King & Prince 永瀬廉、今に活かされている大学卒業の経験 6年半の“人生の夏休み”で見つけたもの

 『庭ラジ』では2023年9月27日に大学卒業記念スペシャルを放送。「2023年9月を持ちまして、私、永瀬廉、明治学院大学社会学部社会学科、卒業させていただきました。ありがとうございます!」と嬉しそうに報告していたのを思い出す。

 「寝る時間を削ってレポートをやってた時期もあった」と学生ならではの苦労を語りながらも、「どこか学生じゃなくなる自分に対してちょっと寂しさがある」と心境を明かしていた。というのも、大変ながらも「なんだかんだ楽しかった」というから実にたくましい。その理由は「親友と呼べる存在にも巡り会えた」と人間関係が良好だったことが大きかったようだ。

 そして、大学1年生のころに仲の良い友人たちとサークルを立ち上げようという計画まであったとか。ちなみに、そのサークルの活動内容が「月1で鬼ごっこ」というから微笑ましい。そんな学友との友情も卒業しても変わらずに続いているようで、「いい人生の夏休みだった」とまとめていたのも永瀬の言葉選びのセンスが光る。

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 ちなみに現在は、髙橋海人とともにKing & Prince株式会社の代表取締役社長を務めている永瀬。巨大アパレルメーカー「服天」の御曹司役を演じている今期の主演ドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)で披露していたような「パワーポイントを使ったプレゼンをすることはある?」というメールに、「大学の授業でワードでいろいろ作ったけど、もう全部忘れたし。社長は、出していただいた提案に対して、もっとこうしてほしい、これどうっすかっていう感じなんで。一から提案ってあんまりないんですよね。パワポとかプレゼンってないですね、我々は!」とキッパリ回答。

 かつて「大学で学んだことって必ずしも将来に活きるとは限らない」と語っていたことが思い出されてついニヤけてしまった。しかし、永瀬の言葉はそこで終わりではなかった。「将来に活きるとは限らないけど、『大学を卒業した』っていう自信が僕の人生において、仕事にもプライベートにおいても必ずどこかで役に立つ場面がありそうやなっていうのを感じます」と続けていたのだ。大変な思いを経験することで、人は誰かの苦悩に寄り添い、心から応援する優しさに繋がる。大学での苦労、そして卒業したという経験から磨かれた人間力が、活躍を続ける永瀬の芯の部分になっているのではないかと感じた。

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