AiScReam リレーインタビュー Vol.2:大西亜玖璃「愛♡スクリ~ム!」のヒットは想定外の出来事 “広がり”への感謝を語る

AiScReamソロインタビューVol.2:大西亜玖璃

 『ラブライブ!シリーズ』を横断するラジオ発のスペシャルユニット・AiScReamは、シリーズの枠を越えた掛け合いとメンバーの声の魅力を武器に活動を広げてきた存在だ。中でも「愛♡スクリ〜ム!」は、印象的なセリフとフックの強いフレーズがきっかけとなり、TikTokやYouTube ShortsなどのSNSを中心に大きな反響を呼ぶことに。『ラブライブ!シリーズ』を普段観ていない層にも届く広がりを見せ、音楽番組やイベント出演など、活躍の場を一気に広げた1年となった。

 リアルサウンドでは、昨年大ブレイクを果たしたAiScReamの各メンバーに楽曲が広がっていると実感したタイミングや初披露の手応え、そして今後の挑戦まで、メンバーそれぞれにじっくり話を聞くソロインタビューを企画。第2回は、上原歩夢役として『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会としても活動する大西亜玖璃が登場する。想像を超えた反響の渦中で、本人は何を感じ、どんな瞬間に「これは本当に起きていることなんだ」と腹落ちしたのか。楽曲が走り抜けた2025年を振り返ってもらった。(川崎龍也)

AiScReam ソロインタビュー Vol.1:大熊和奏「これは当たり前じゃない」 「愛♡スクリ~ム!」のバズを経た大きな変化

今年大ブレイクを果たした『ラブライブ!シリーズ』を横断するラジオ発のスペシャルユニット・AiScReam。リアルサウンドでは、各…

“AiScReam”結成の経緯を振り返る

AiScReam(撮影=堀内彩香)
左から降幡 愛、大熊和奏、大西亜玖璃

――2025年は、AiScReamとして世間に知られた1年になったと思います。まず、「愛♡スクリ〜ム!」がヒットしたこの1年を振り返って、率直にどう感じていますか?

大西亜玖璃(以下、大西):正直、理解しているようで、まだできていないかもしれないです。ずっと実感が湧かないままというか、半分他人事みたいな気持ちもあって。「そんなに流行ってるんですね」と思いつつ、「え、私がそれを歌ってるんだ」みたいな感覚もあって……不思議です。

――当初、ここまで広がることは想定していましたか?

大西:想定外の出来事でした。メロディがすごく聴きやすくて、声もあまり張ってないので、今時っぽい曲というか。ずっと聴いていても疲れなくて飽きないし、“スルメソング”的なところがあるなとは思っていたんですけど……まさか自己紹介の部分が入口になるとは思ってなかったので、本当にびっくりしました。

AiScReam『愛♡スクリ~ム!』Music Video

――春頃に火がついてから年末まで、ブームが続いた長さも印象的でした。

大西:そうなんです! 1月末に発売して、2月の頭にアジアツアー(『LoveLive! Series Asia Tour 2024 ~みんなで叶える物語~』)の横浜公演があって、動画が上がったのが3月頭ぐらい……と考えると、春ぐらいからの流れだと思うんですけど、流行りが1、2カ月で終わるんじゃなくて、年末までこうやって駆け抜けられたのが本当にびっくりで。トレンドの流行り/廃りって本当に早いじゃないですか。1カ月単位で変わっていく中で、こんなに長い間皆さんに聴いていただけて、ありがたいです。

――『ラブライブ!シリーズ』というコンテンツの強さもありつつ、AiScReamならではの広がり方もあったのかなと思います。

大西:そうだったら嬉しいです。作品もそれぞれ魅力があると思っていますし、(上原)歩夢ちゃんも(黒澤)ルビィちゃんも(若菜)四季ちゃんも、全然違う魅力をもって活動して、みんなで集まって『ラブライブ!シリーズ』を広めていこう、という気持ちでやってきたので。声質が三者三様だから、「真似したくなる」という引っかかりが生まれたのかもしれないですね。そこは反響を見て、私たちも後から実感しました。

AiScReam 大西亜玖璃(撮影=堀内彩香)

――そもそもAiScReamが生まれた経緯も、かなりユニークですよね。

大西:はい。ラジオのパーソナリティー自体は2023年ぐらいからやっていて、ずっとニッポン放送の『オールナイトニッポンGOLD』の枠でやらせてもらっていました。ユニット名も、最初から「今日からこれです!」という感じではなかったというか、本当にひょんなことから、という印象でした。

――ユニット名が決まった経緯は覚えていますか?

大西:ラジオをやっていく中で、3人で「ユニット名みたいなものもあったほうがいいよね」という話はしていたんです。「『ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD』の3人です」より、「AiScReamの3人です」って言えるほうがわかってもらえるかな、ぐらいの軽い気持ちで。その後、ユニット名を生放送で募集することになったんですが、いろいろな案が届いた中に“AiScReam”があったんです。メンバーの頭文字も入っているし、素晴らしい案だなって。『ラブライブ!シリーズ』のことを好きな方が送ってくれたメールだったので、私もすごく気に入って、採用することにしました。

――そこからCDリリースまで、一気に進みましたよね。

大西:「ユニットが決まったなら、CDも出したいよね」みたいな、最初は本当に軽いノリだったんですけど、運営の方も聞き入れてくれて、とんとん拍子で決まっていきました。『ラブライブ!シリーズ』は“みんなで叶える物語”がテーマなので、私たちの悪ノリにファンの皆さんが一緒に乗っかってくれたおかげで実現したことだと思っています(笑)。CDを出すこと自体がすごく嬉しいことでしたね。

AiScReam 大西亜玖璃(撮影=堀内彩香)

――候補には別案もあったとか……?

大西:ありました(笑)。“お給料日”とかですよね。お便りの流れでお給料日の話になって盛り上がったんですけど、「キャストの3人はいいけど、歩夢ちゃんたちには合いません」ということで却下して。リスナーさんとプチ喧嘩していました(笑)。

――あはは(笑)。「愛♡スクリ〜ム!」は、リリース後、かなり早いタイミングで楽曲が広がっていきました。自分たちの楽曲が広まっている感覚はありましたか?

大西:正直あまりよくわかってなかったんですよね。ラジオの収録で集まった時に「SNS盛り上がってません?」みたいな話になって、それぞれが「じゃあ、TikTok入れてみるか」みたいな感じで。

――意外と後から追いついた感覚だったんですね。

大西:そうですね。みんな、インターネットに疎くて(笑)。最初は『ラブライブ!シリーズ』のファンの皆さんが「あれ? 話題になってない?」って呟いていたり、知り合いの方から連絡がきたり、友達から連絡がきたり……で、気づいていった感じでした。

――「これは本当にすごいことになってる」と思った瞬間は?

大西:ライブで初披露した際の動画をYouTubeで観て、「上がってるなあ」くらいに当時は思ってたんです。でも、もう一度その動画が流れてきた頃に、いいねの数がすごいことになっていて、もう、1万とかいうレベルじゃなかったんですよ。「え、同じ動画だよね?」って(笑)。コメント欄も賑わっていて、みんな興味を持ってくれているんだって思いました。

#AiScReam 「愛💛スクリ~ム!」

――日常で、街で声をかけられるようになったみたいな変化はありました?

大西:私は特に変わらなかったです。マネージャーさんから、オーラを消すのが得意っていつも言われるんですよ(笑)。現場入りの時にスタッフさんが入口で待ってくださっていて、私も隣で同じように待っているフリをして、なかなか気づかれなくて、びっくりされました。「忍者みたい」って言われます(笑)。

――周りからの連絡がきた頃には、“バズっている”という規模になっていましたか?

大西:そうですね、連絡がきた頃はしっかりと“バズっている”という感じだったかもしれないです。私が所属している虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーたちからも、「羨ましい!」と言ってもらうこともありましたね。

AiScReam 大西亜玖璃(撮影=堀内彩香)

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