SHOW-WA、『レコ大』新人賞を弾みに飛躍を誓う 『東京ジャンクション』で挑んだグループの新境地

SHOW-WAが挑んだ新境地

 『第67回 輝く!日本レコード大賞』新人賞に選ばれたSHOW-WA。彼らが1月7日に3rdシングル『東京ジャンクション』をリリースした。

 秋元康プロデュースの昭和歌謡グループとして2023年にデビュー。テレビやステージと活躍の幅を広げる彼らが、今回のシングルでは昭和歌謡にシティポップの要素を加えた新たなサウンドで勝負する。インタビューでは、同シングルの制作秘話と2026年にかける思いをたっぷりと語ってもらった(編集部)。【記事最終ページに読者プレゼントあり】

ペットと旅行、イライラしない、健康第一……SHOW-WA、2026年の個人的な目標は?

結成からの努力が報われた、平均年齢36.8歳での『レコ大』新人賞

ーー『輝く!日本レコード大賞』新人賞、おめでとうございます! 知らせを聞いた時はどんな気持ちになりましたか?

寺田真二郎(以下、寺田):新人賞は一生に一度しか取れないので、本当にありがたい賞だなと思いました。新人賞は若手のイメージですけど、平均年齢36.8歳の僕たちを新人賞に入れていただいてありがとうございます、という感じです。授賞式のステージに並ぶ皆さんも、10代の方や20代の方ばかりなので、平均年齢30代の新人賞は珍しいですよね。

山本佳志(以下、山本):「本当にあのレコード大賞なのかな?」と、ちょっと思いました。ドッキリじゃないか?って(笑)。まったく実感がなかったんですけど、ファンの皆さんや関係者の方から「おめでとうございます」と言ってもらえて、だんだん実感が湧いてきました。

ーー結成2年、デビュー1年。これまでの活動が報われました。

青山隼(以下、青山):僕たちは『夢をあきらめるな!男性グループオーディション』出身で、いくつになっても夢を叶えたい、そのために努力を怠らずに目標に向かっていくということが、秋元康先生が掲げたテーマだと思うので。今回新人賞を受賞できたのは、僕たちがここにいる意義を世の中の方たちに発信できたのかな? と、まだまだこれからですけど、僕はそう思います。

ーーそんな嬉しい出来事のあとに、待望の新曲が出ます。その名も「東京ジャンクション」。

寺田:デビュー曲「君の王子様」は昭和歌謡で、2ndシングル「外せないピンキーリング」はラテンテイストで、3作目はどんな感じのものになるんだろう? とワクワクしていたんですけど、まさか昭和歌謡にシティポップが混ざるとは、僕たちも本当にびっくりしました。懐かしいけど今どきというか、世界中で流行っているテイストの曲なので、新しいSHOW-WAを見せられる曲だと思います。歌詞は秋元先生に作っていただいて、僕たちは平均年齢36.8歳の大人なんですけども、その上でさらに大人な歌詞なので、そこも驚いた一つではありました。

山本:「曲はめっちゃかっこいいけど難しそうだな」と思ったら、やっぱり難しかった。今まで歌ってきた曲の中で、一番難しい曲だなと思います。歌詞は、僕たちの年齢に合わせて作られたのかなと思うんですけど、大人の欲望みたいなものをどう表現できるか? というところが難しかったです。

SHOW-WA
寺田 真二郎
SHOW-WA
山本 佳志
SHOW-WA
向山 毅

ーー〈いきなり君がキスしてきた〉というきわどい歌詞が、山本さんのパートです。

山本:そうなんです。そのあとも、“キス”が出て来るところは僕が2カ所歌ってます。SHOW-WAのキス担当です。

塩田将己(以下、塩田):キス山本だね(笑)。

向山毅(以下、向山):昭和世代の方に聞くと、当時はドライブデートが多かったらしいんですね。でも高速道路で車を停めることはできないので、リアリティがありながらドラマチックな世界観だなと思っていて、僕は経験したことがないですけど、そんなシーンをイメージしながら歌わせていただきました。秋元先生の歌詞はストーリー性があって、絵が見えるんですよ。一番の最初の〈雨のハイウェイ、渋滞中〉から自分の中でイメージを作って、〈「ワイパー止めて」なんてポツリ呟きながら〉のところは、小声なのか、顔が近寄って行ってるのか、そういうシーンを自分の中で思い浮かべて。僕的には、何て言ってるの? ぐらいの小声で「ワイパー止めて」と女性が言って、「何?」って男の人の顔が近寄ってきた時に、いきなりキスしてきたんじゃないかな? とか、自分の中でイメージをふくらませて歌ってみました。自分が主人公になったつもりで、疑似体験みたいな。

ーーすごい想像力。声のトーンまで想像しましたか。

向山: 自分の中で経験がないぶん、そういったイメージをしたほうが歌いやすいんですよね。こんな感じかな? みたいな、「東京ジャンクション」はそういった観点で歌ってみました。

塩田:毎回思うのが、秋元先生の書く曲のタイトルは唯一無二というか、ほかの曲とかぶらないんですよね。カップリングの「君のパヒューム」もそうですけど、タイトルを聞くだけで連想させるのがめちゃくちゃ上手いなと思います。あとは、「東京ジャンクション」は追っかけのボーカルが多いので、そこも注目してもらいたいところですし、感情表現をしているところが追っかけになっていると思うんですよ。〈どんな言葉を囁いても(囁いても)〉〈切ない息遣い(Passion)〉〈君の全てが欲しくなるだろう(Don’t you wanna me too?)〉とか、そういったところがすごく深く作られていて、追っかけを聴いているとよりその世界に入れる感じがします。あと、自分がよく車を運転することもあって、実際にこういう経験がなくてもその世界に入って想像できちゃう感じがあるので、運転したことのない人は助手席に乗った経験でもいいし、それを思い浮かべて、男女共に連想して聴ける曲じゃないかなと思います。

井筒雄太(以下、井筒):「東京ジャンクション」は疾走感がある曲ですけど、曲調だけではなくて、歌詞の中にもそういう要素があるのかな? と思うんですね。例えばテールライト、ワイパーとか、ハザードランプ、雨音とか、カチカチカチって鳴ったり、ググググッとワイパーが動いたり、気持ちが急かされてるように感じるものを、そういう単語で表現されているのが秋元先生はすごいなと思いますし、想像力を掻き立てられるんですよね。そうやって音が出るものがいっぱいあるけど、最後は“二人のジャンクション”になって、周りの音も全く聞こえなくなるぐらい恋に熱くなってしまう、そういったストーリーが見えてくるなと感じました。秋元先生の書かれる歌詞はいろんなことを考えさせられるなと思いますし、それを僕たちも少しでも届けられるように、今までと違った表現力を身につけなきゃいけないなという、新たな課題を思いながら歌わせてもらってます。

SHOW-WA
塩田 将己
SHOW-WA
青山 隼
SHOW-WA
井筒 雄太

ーー素晴らしい分析ですね。ものすごく納得しました。

向山:でも特典会で、ファンの方に「こういう経験したことないでしょ?」って言われてたよね。

井筒:「この歌詞どういう気持ちで歌ってるの?」って、「経験したことないの、わかるわよ」って(笑)。なかなかそういった経験がない僕たちは、理解できても経験不足が如実に出てるので、そこは頑張らなきゃないけないですね。

青山:僕らの人生の先輩方は、それに近い経験をされた方も多いと思うんですね。車の中での恋愛とか、あるいは別れもあったりとか、いろんな経験をされているのを、僕ら30代の男たちが表現するのは、ちょっと背伸びだと思うんですよ。僕は38歳になりますけど、そこまで深い恋愛の経験はまだまだ足りないと思います。他のメンバーはわかんないですけど。

寺田:僕も足りないです(笑)。

青山:先輩たちから見て、それを今の時代の僕たちがどう表現してくれるのかな? という期待感みたいなものがあって、秋元先生もそういうメッセージ性を置いていってくれてるのかな? という気がします。曲調の面でも、「東京ジャンクション」は追っかけやハモリが多くて、ダンスもしながら常に忙しい曲なので、そういうことも含めて「君たちはどう仕上げていくんだ?」というような、秋元先生からの挑戦状をもらっているような気がしていて、理解が浅いとすぐにバレちゃうし、すごく丁寧に歌って、ちゃんと思いを込めて歌わないとほころびが生じるような曲なのかな? と僕は思うので。僕一人で歌ってもダメだと思うので、6人で歌詞のバトンを渡しながら表現力を深めていけば、伝えられるものがどんどん増えてくるのかなと思ってます。

塩田:深いな。

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